希蝶 のコメント

 今号の感想です。いいわけですが、個人的にちょっとトラブルがあって…すみませんでした。

● ゴーマニズム宣言・第506回「男色文化は明治をどのように生き延びたか?」
 先にも記したように、広瀬中佐は、ロシヤの貴族の令嬢と恋愛関係にあった、という認識だったので、杉野兵曹の話で、そういう解釈があるということ自体が新鮮でした。
 里見惇と志賀直哉の話など、チェックしておかなければいけなかったわけですが…。

 そういえば(またマニアックな話を思い出したのですが)吉原理恵子さんという作家の「間の楔」(あいのくさび)というSF小説があったのですが…これぞ、まさしく男性愛の極致、みたいな話なんですが…昔、栗本薫先生中心の合作(挿し絵:岸裕子先生)を連載していた際に、一緒に載っていたし…OVAにもなったし、なんですが…ご存じなければ、是非とも(?)って、私もよくすっぽ読んでないし、結末のところだけ印象に残ったんですが。

 前号の記事と含めて、日本人は「両刀づかい」が多いのかな、と思い込んでいたので(僧侶に稚児がいる事情が知ってしましたが)、目から鱗です。
 私自身は「色恋」と「恋愛」の違いを、あまり意識はしていなかったです。好きだから抱きたい、交際したい、結婚したいなのかとも思っていたので。「天才たけしの元気が出るテレビ」の「勇気を出して初めての告白」みたいに、振られたら、「青春の日の思い出」みたいなドラマになるものだと思い込んでおりました。
 実際に「自分」が「告白」をしてみるまでは。周囲がどんな反応をするか、相手がどう感じるかなんて思いもしなかった。
 家族やきょうだいに「相談」するのもかなり難しいことなのかな、と。つまり、その「相談」をされた人が疲れ切っていて、こちらの相談ことに気を廻す餘裕もないということ。前々号、前号も記しましたが、Q&Aの採用数が少ないからといって、それはライジングを出している側の大変さなどもあるわけで、「お疲れ様でした」でなぜすまないのか、と。
 ジャニーズ問題も、そんなものなのだろうと思っていました。別に「公論」とかに関係ないと「判断」されたのなら、それは仕方のないこと。「他力本願」はよくないです。

(とはいえ、自分の場合は、「職場環境」とか「電話攻撃」とかいきなり言われて戸惑ったし、それを「あなたの問題だから、あなたで解決しなさい、わたしもそうしてきた」ではどうすればいいのか、わからなかった、とは言いたいですね)

 またプライヴェートな話になってしまいましたが、ただ「好きとか嫌いとか伝えるのが「色恋」や「恋愛」ではないわけで、なんだかややこしいな、と思います。
 「恋愛論」のつづき、もうすこしやって欲しかったのですが…仕方がないですね。

 そんな感じです、次号の記事も楽しみにしております。

No.180 14ヶ月前

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