産めよ育てよ国のため、という「結婚十訓」が政府より発表されたのが昭和14年、昭和16年には人口政策確立要綱が出来る。なるほど、大東亜戦争時にはもう、男色は「国家の敵」だったのかもしれない。当時の朝日新聞は「従来の西欧文明にむしばまれた個人主義、自由主義の都会的性格がいけない」と主張していました。「いけない」というのは子供が生まれないからいけないというのでしょう。いまならネトウヨが言いそうなことですが、事態はこのように捻じれている。単に富国強兵を目指すなら産めよ育てよとなるし、そうなると同性愛などもってのほかでしょう。この戦時中の感覚がそのまま、現代の似非保守に継承されているのかもしれません。家族主義を強調する「統一協会」という似非キリスト教カルトとの親和性も気になるところです。
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小林よしのりチャンネル
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産めよ育てよ国のため、という「結婚十訓」が政府より発表されたのが昭和14年、昭和16年には人口政策確立要綱が出来る。なるほど、大東亜戦争時にはもう、男色は「国家の敵」だったのかもしれない。当時の朝日新聞は「従来の西欧文明にむしばまれた個人主義、自由主義の都会的性格がいけない」と主張していました。「いけない」というのは子供が生まれないからいけないというのでしょう。いまならネトウヨが言いそうなことですが、事態はこのように捻じれている。単に富国強兵を目指すなら産めよ育てよとなるし、そうなると同性愛などもってのほかでしょう。この戦時中の感覚がそのまま、現代の似非保守に継承されているのかもしれません。家族主義を強調する「統一協会」という似非キリスト教カルトとの親和性も気になるところです。