明日はいよいよ、よしりんとチェブリンのLIVEですね。小林先生がジャニーズ問題の件でまとまってお話しされるのは初めてなので、楽しみです。チェブリンさんの毒舌もとい率直なお話にも期待しています！

男色が日本文化に与えた影響といえば、能の大成者の世阿弥も12歳（当時の名は鬼夜叉、満年齢なら10歳か11歳）の時に室町幕府三代将軍の足利義満の前で猿楽を演じて目に止まり、その美少年ぶりから義満に寵愛されたのは有名な話です。鬼夜叉は藤若と名を改め、義満の庇護のもと当代一流の文化人から学び、そこで得た教養が猿楽を能という文化にまで高め、後に『風姿花伝』などの芸能論の執筆にも生かされました。義満と世阿弥の関係が後世に与えた影響は計り知れません。

学生の頃に読んだ、世阿弥の弟を主人公にした『華の碑文』という小説では、猿楽座の少年たちが7、8歳頃から大寺院の僧侶や貴族の相手をして庇護を得ようとしている描写があったと記憶しています。そもそも美少年の期間はかなり短いものであり、ジャニー喜多川の場合も今の人間から見たら小児性愛の範疇なのでしょうが、昔のお稚児さんを愛でる感覚だったのかもと思います。

BBCの動画はまだ見られていませんが、皆さんの感想のおかげで、見てないのに笑えました。
キリスト教的な価値観が原因だと書くと、日本人のキリスト教信者の方が気を悪くされそうですが、やはりBBCの記者にも国連人権委員会のメンバーにも、「未開の地の野蛮人を教化する」という意識が抜きがたくあるから、こうも異教徒の、土着の文化に根ざした他国の事情に上から目線で介入し、平気で裁きを与えようするのではないかという気がします。
ジャニーズ事務所のタレントたちを単純な被害者扱いして見下し、世紀の性犯罪などと弾劾するより先に、長年にわたるカトリック教会の司祭たちの男児への性犯罪を追及したらどうかと言いたくなります。