だふね のコメント

<「わし、カレーせんべいを、あいつの人生で一世一代の晴れ舞台に立たせてやりたいんだ。うまくいったら、大喝采を浴びてヒーローになるよ」>
<自分を真顔で「寄生虫」呼ばわりできる大人には、そうそう出会えるものではない。奇妙なことに、すがすがしさすら漂っていた。>
<「男野系子はデタラメでいいんだ。左脳を使うな。もっと右脳で感覚的に話せ!」「セリフも台本も全部捨てちまえ!」>
<「なんで? かまってほしいんだろ」 さすが、スパルタ演出家・小林よしのりである。>
<そして、やっぱり人の悪口は、言おうと思えば次々と飛び出すんだよ、いくら善人ぶってるキミだって!>
<「すごい! めっちゃ面白いよ! You、登場するなり、よしりんに思いっきりまとわりついて、それやっちゃいなよ! なにか言われたら『アタシは目が悪いのよ!』って怒ったればいいのよ」>
<「そうですよね。男にしてやりたいです。僕が小林先生を男にします!」 いや、ちゃう。ちゃうちゃう! 逆やて、逆!>

木蘭さん、やっぱりめちゃくちゃおもしろいです(爆笑)。一人の人間を、最初から最後まで賛美するのみではつまらない。上げたり下げたり忙しそうだけれど、作家としての「表現の欲求」がすばらしい。木蘭さんの目には、カレーせんべい氏がこう見えるんだ! 本人もおそらく気づいていない面まで活き活きと描写されている! これで皆さんにとっても、「彼」がより身近になったのではないでしょうか^m^
一人の人間を表舞台に立たせて輝かせるために、周囲の人間がどれだけの量の汗と涙を流すか、どれだけ膨大な時間を割くか、それがよくわかる「戦記」でした。軽妙な筆致の中に、CK(カレー系子)だけでなく小林先生や木蘭さんが味わった苦悩や歓喜も垣間見えます。これで失敗したら、費やした時間も金も、イベント全体も、すべてが無駄になる。そのプレッシャーは相当なものだったでしょう。目も当てられない事態にならなくて本当に良かったです(´▽`*)

小林先生の「ジャニーズ問題と日本の性文化」も読みごたえがありました。8月19日の生放送も楽しみにしています。
私は元「腐女子」で、基本的には「人間同士が愛し合うのに、男も女もない」という考えです。ただ、「美しい男を愛でたいがための歪んだ嗜好とは一線を画したい」という恰好つけの気持ちもあるかもしれません。いわゆる「BL」や「やおい」には、今ではうっすら嫌悪感を持っていることを白状します。いくら綺麗事が嫌いだからって、我ながら心が狭いナァ。乗り越えたい。有言実行で、もう少し大らかに生きたいものです。たとえ自分の息子に「実はオレ、男が好きなんだ」と言われても驚かないだけの度量が欲しい。誰も愛さないよりは遥かにイイのだし(^^)

なんだかまとまりがつきませんが、珍しくここで感想を書いてみました(;^_^A 今週もありがとうございました。

No.73 9ヶ月前

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