芸能界は、もともとヤクザが仕切っていた世界だからカタギではない。ただ、その名残で「仁義」は重んじる。 私が感じた違和感は、突然の契約解除が「仁」も「義」も欠いている点である。それだけである。 山下達郎氏は「ジャニーズには逆らわない」という芸能界の『処世術』を実践したに過ぎず、褒め称えたり神格化する程のことではないのではないか、と思わなくもない。 キャンセル・カルチャーは起きているのだろうか?「聴いてもらわなくても結構」「なら、聴かない」……単なる売り言葉に買い言葉である。 ジャニーズのタレントたちも、今日も元気に歌い、踊り、人々を楽しませている。 今回の騒動をキャンセル・カルチャーに結び付けるのを、いささか大袈裟に感じたが、小林先生は何らかの「キャンセル・カルチャーの萌芽」を見出したものと思われる。 私は、何らかの「けじめ」はジャニーズに求められることと思う。芸能界の特殊性を理由に全てを不問に付せば、かえってキャンセル・カルチャーを招きかねないと危惧する。これを偽善的な考えと捉えられても、それはそれで構わない。 以上、かつて芸能界(音楽界)の入り口をウロつき、芸能界を垣間見たことがある人間の感想である。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
昭和28年福岡生まれ。昭和51年ギャグ漫画家としてデビュー。代表作に『東大一直線』『おぼっちゃまくん』など多数。『ゴーマニズム宣言』では『戦争論』『天皇論』『コロナ論』等で話題を巻き起こし、日本人の常識を問い続ける。言論イベント「ゴー宣道場」主宰。現在は「週刊SPA!」で『ゴーマニズム宣言』連載、「FLASH」で『よしりん辻説法』を月1連載。他に「週刊エコノミスト」で巻頭言【闘論席】を月1担当。
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芸能界は、もともとヤクザが仕切っていた世界だからカタギではない。ただ、その名残で「仁義」は重んじる。
私が感じた違和感は、突然の契約解除が「仁」も「義」も欠いている点である。それだけである。
山下達郎氏は「ジャニーズには逆らわない」という芸能界の『処世術』を実践したに過ぎず、褒め称えたり神格化する程のことではないのではないか、と思わなくもない。
キャンセル・カルチャーは起きているのだろうか?「聴いてもらわなくても結構」「なら、聴かない」……単なる売り言葉に買い言葉である。
ジャニーズのタレントたちも、今日も元気に歌い、踊り、人々を楽しませている。
今回の騒動をキャンセル・カルチャーに結び付けるのを、いささか大袈裟に感じたが、小林先生は何らかの「キャンセル・カルチャーの萌芽」を見出したものと思われる。
私は、何らかの「けじめ」はジャニーズに求められることと思う。芸能界の特殊性を理由に全てを不問に付せば、かえってキャンセル・カルチャーを招きかねないと危惧する。これを偽善的な考えと捉えられても、それはそれで構わない。
以上、かつて芸能界(音楽界)の入り口をウロつき、芸能界を垣間見たことがある人間の感想である。