希蝶 のコメント

● ゴーマニズム宣言・第502回「竹田恒泰スラップ訴訟」
 「スラップ」というから、「スラップスティック」のことかと思いました…。(笑)

 竹田恒泰が卑劣なのは言うまでもないですが、日本では「裁判」というと、大岡越前や遠山の金さんのように、名判官、名奉行が裁いてくれる、それこそ三方一両損や、子供を兩側から引いて、手を離した方が親、みたいな判決が下される、とか思っているのでしょうか?
 江戸時代には、訴訟の費用とか、検事・辯護士などは存在していないわけですが。どうして、正義や道理を決める手続きに、(しかも、こちらからは何にもアクションを起こしていないのに)多大なる金額や、時間が浪費されるのか、と思います。
 (前にも記しましたが)私の(以前の)カウンセリングの先生は、「裁判は正義の場ではない、お互いの非をあげつらい、あらさがしをして、罵り合うような場だ」とおっしゃられたのですが。

 とりあえず、竹田が何を言おうとびびらずに、言わせておけばいい、何かあったら、挑戦を受けて立つ、みたいでいいのではないのでしょうか?「集団」とは暴力をふるうものだ、自己を正当化するために、それで罪悪感など抱いてはだめだ、たとえ、相手のあらさがしに自己に適合する部分があったとしても、自己の錯誤に気づいたら、それを次からは治せばいいだけだ、そんなふうに思えばいいのでは。
 とりあえずは、反スラップ法が日本でも成立して欲しいです。倉持辯護士が現在おこなっている訴訟などでも役立つはずです(あれも「権力」と「暴力」で、ギリシャ悲劇のタイトルをあげますが。「縛られたプロメテウス」みたいなものでしょう。プロメテウスが人間に火をおくったことは、神の目からすれば人を傲慢にする「罪」だったのやも知れませんが、同時に人間の「文明」を発達させました。私たちは「火」の悪の面をも自覚した上で、それを制御する智慧をこそ身につけるべきで、それが「国際法」だったり、「緊急事態条項」だったりするのでは?ちょっと脱線してみました)。

 できれば、国選辯護というシステムも、もうすこし発達して欲しいですね。ふつうの人が権利を何の前ぶれもなく侵害され、「被告」にされてしまった時のために。こんなところです。

No.109 17ヶ月前

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