昭和43号 のコメント

今週のライジングを拝読しました。

岸田首相の襲撃事件をダラダラと流し続けるマスコミの姿勢は、悪い意味で一貫していますね。テロにしてもコロナにしても問題を解決に導こうとする気はサラサラなく、逆に騒ぎを拡大し、できるだけ長く騒ぎ続けることで視聴率を稼ごうとしているのでしょう。
統一協会の問題こそそうした姿勢で報道を続けてほしいです。

テロといわれるものを全て一緒くたにして否定的に扱うマスコミについて、よしりん先生は2001年の9.11テロの頃から批判していました。
9.11テロはアメリカが一方的な被害者ではなく、それを招いたアメリカの外交戦略やグローバリズムこそが原因なのだから、アメリカが絶対善ではなくアルカイダのテロも絶対悪とは言えない、という主旨の説明をされていたと思います。
『戦争論2』では、ビンラディンにある程度共感しながらも、国際秩序を破壊するテロは許されない、と描かれており、決してテロを全面肯定している訳ではないことが分かります。
また当時のアメリカ国内で、航空機による自爆テロを日本の真珠湾攻撃と同一視する風潮があったことについても、アメリカ人は正当な軍事行動とテロの区別もできないと批判していました。
国家間について言えば、アメリカの原爆投下や都市空襲、現在ロシアが行っているウクライナへの無差別攻撃もテロと考えられます。

テロの区別については、共産党のテロは体制側と反体制側どちらの場合も「赤色テロ」、共産党政権以外の体制側のテロは全て「白色テロ」、という理解でいいのでしょうか。
共産党が体制側になっても「桃色テロ」ではない、とは分かっていてもつい考えてしまいそうで思わず笑っちゃいました。

『コロナ論4』には「戦後最大の極左テロリストは玉川徹」と書かれていますが、このような武力行使を伴わない情報工作をどう考えればいいのでしょうか。
コロナ禍はマスコミによる煽動行為が社会からはテロと認識されず、同調した行政や医療業界が積極的にテロに加担し、ついには官民一体でテロの片棒を担ぎ破壊活動(自粛)を推進する、という特殊な構造になっていました。
情報テロと言うとサイバーテロと混同してしまうので、統一協会のステルス侵略のようにステルス・テロとでも呼ぶべきでしょうか。または、テロと分からないという意味で無色テロとか。残念ながら自分の知能レベルではこれ以上の考察は困難になります。

戦争やテロは全て絶対悪と言って思考停止せず、原因と経過を正確に検証する必要があります。

No.99 18ヶ月前

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