倉山　皇室論　その39

P204
「では、どのように男系継承をつづけるのかの前に、逆に「どのようにしたら、皇室がほろびるのか」についてお話ししたいと思います。」

…………
……それは、私(倉山)の本を読んで納得する国会議員が増えることです……じゃないんだろうな……

…………
「我が国の歴史において、皇位簒奪の目論見は何度かありました。教科書に出てくる有名な話ですと、弓削道鏡です。道鏡の皇位簒奪計画の手口は簡単で、……」

「宇佐神宮の神託があったとして、つまり神様の意思だと主張して天皇になろうとしましたが、和気清麻呂が「君臣の別をつけよ」と神託の真意を確認したので、阻止できました。」

…………
悪い冗談のつもりですか？

現代風に言うとこうかな？

「旧宮家の男系孫がいると主張した宮さま詐欺がありましたが、公論戦士が「日本国憲法」に基づく「君臣の別」を指摘して、阻止しました。」って話かな？

教科書にも載せて欲しいね。まぁ、全国の図書館という図書館には「愛子天皇論」が「確実に」置かれるし、勿論「国会図書館」にも。

もう世間には出てこれなくなるよ？君ら。
…………
「現代にも「男女平等だから、皇位は男女関係なく長子相続にすべきだ」と主張するのは、弓削道鏡が「神意だ」と主張したのと同じようなものでしょう。」

…………
全く違います。

あと、「すり替え」はいい加減にしなさい。
憲法第二条
「皇位は、世襲のものであって……」という話であって、(世間一般で騒がれてる)「男女平等論」とは、主旨が全く違います。

憲法でいう「世襲」とは、
「爵位・財産・職業などを『嫡系の子孫』が代々うけついでゆくこと」(日本国憲法　小学館より)なの。

平等論にすり替えないでね。
「憲法の要請」と言ってもよい。

そうそう、君らの頭の周りをグルグル廻ってるのは「妖精」じゃないよ。尻尾があるから良く見てごらん。

それに平等以前の『差別』だから。言葉は「意味」も大事だけど「使う場面」も大事なのよ。

つづく
(い、いかん。たった2Pでその39終わってしまった……)