安倍晋三は、史上最も「世間と一体化した権力者」であったかもしれません。世間しか価値基準がない人々からすれば、神をも失った心持ちではないでしょうか。しかし信仰していた神様がまったくのインチキだったことが、当の安倍信者によるテロで白日の元に晒されてしまった。こんな矛盾、敬虔な信者たちがまともに受け止められるわけがない。そこで木村のような粗雑な「テロ模倣犯」が現れたから、しめたものだと考えて相対化を図ろうとしていたのでしょう。見え見えですね、やり口が。

また、世の中にはあらゆるテロは社会の敵だと断じる人がいるようですが、仮に今、ロシア人の反体制派テロリストがプーチンを爆殺したら、国際社会ではどのように評価されるでしょうか。その程度の想像力は持っていたいものです。