遅ればせながら、今号の感想です。
l ゴーマニズム宣言・第496回「全てのテロは許されないか？」
　正直、私は岸田首相の襲撃の話でも、「また同じようなことが起きたのか」という感慨しかありませんでした。たいしたことをしていないかたのようでしたし。安倍の子分なのかな、位にしか。
　もっと、詳しいことを自分で調べないといけなかったのかな、と反省しています。

　犬養毅首相は「話せばわかる」と言い、「問答無用」で返されたわけですから、必ずしも直接行動が事態を解決するとは、私も思いません。しかし、世の中には「分からず屋」の権力者や実力者や専門家、今風の言葉で言えば「インフルエンサー」とかいう人たちがいて、自分たちの思い込みをそのまま発言したり、実行に移したりして、己を省みることなく進んでしまう、そのための「行動」は必要なのではないか、と。先日のオドレらライブで大塩平八郎さんの本を買いましたが、大坂町奉行所の元役人という立場にある人が、「テロ」（この場合は言ってもいいと思う）を起こそうとしたのだから、よほどのことなのだろう、と世間も震撼したのではないか、と想像します（本と言えば、大塩さんって、自分の書籍を売って、町民にそのお金をあげたら、「勝手にそんなことするな！」とか奉行所に叱責されたらしいですね。自分の財産をどうしようが、その人の勝手でしょう。そういうことも彼の蜂起の理由なのでしょう）。

　でも、できれば、戦争とかテロではなく、もっと穩便な手段で何か問題が解決すればいいのですが…それは不可能なのでしょうね。人間は完全ではないのだから。
　昨年の大河ドラマで、比企氏を北条氏が一網打尽にしたのも、「昔は怖い」だけではなく、どうしてそのようになったのか、果たして北条氏が悪だったのか、情況に合わせて考えてみなければならないのでしょう。こういう場合こそ、「法の解釈」が必要なのではないか、「憲法の精神」とか「国の根幹」にもどらねばならぬ、と記しておきます。

l 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第290回「コロナ5類、煽り医者たちの今」
　こういう転向する専門家、識者の言い分としては。「自分はそんなことは知らなかった、知るすべもなかった」とかおっしゃられるのでしょうけれども…（ナチスドイツの暴虐を許したドイツ国民とかについても言えそうですが）そのことについて、コメントを述べてたり、関わったりしているのだから、知らないわけがないぢゃないか、「知ってて、見て見ぬふりをしていたに違いない」ということになるのでしょう（「十二国記」の祥瓊の話とかとも通ずるものがあるのかも知れない）。
　自分もひとのことをとやかく言えるような立場ではないのかも知れないけれども、いちおうこう述べておきます。私は録画したビデオの整理をよくするのですが、そのたびに「この3年間は何だったのだろう？」と思わされます。その責任は是が非でも、専門家とか識者と呼ばれる人たちがとって下さい、と要求します。

　そして、「わからなかった」とか「知らなかった」といういいわけをしないためにも、自分で何かを探ろうとする努力、そして、正しい知識や思考を得るための教育や、さらに、世の中には自分の「未知」のもの、経験からくる「誤解」や「思い込み」もあるのだ、と認識せねばいけない、とか思います。


　というところで、よしりん先生の「恋愛論」のような話とも結びつけてみるのですが…男女とも、「知らなかった」という辯解をしないためにも、「恋愛経験」のような実習はあってもいいのかな、とか思います。この場合は、「そういうことはわからなかった」とうことはあると思うから（人的交流が少ない場合。知識だけでは、他人の心理は理解できないから）。本当は、個人でしないといけないのだけれども、とりわけ未成年の場合は、親の監督下にあるから、自身の意志だけというのも危険かな、と。しかし、いきゆぎると、それは「世間」の圧迫にもなり、自由や人権の侵害にもなるのだから、難しいかな、とか思います。

　しゃベクリのほかのかたのことも記しておきますが…青ネギさん、MVP、おめでとうございます。ただ、批評をするわけではないんですが…それぢゃあ、エルフ（妖精）ですよね。あるいは、日本人は寿命が何年もつづくと勘違いしていて、それで幼児化しつつあるのでしょうか？
　就職や体調のことなど、いろいろあるっと思いますが、光は必ずある、と私は信じたいです。自分も、かなり就職のことでは悩んで来ましたから。

　あと、大須賀さんへ。おめでとうございます。先日は、とても楽しい時間を過ごせて良かったです。

　ということで、次号を期待します。