智之丞 のコメント

小林先生が
「日本人はなぜこんなに陰謀論やカルトに弱い国民になったのだろう?」と仰っていたので、自分なりにその理由を考察してみました。

その理由としては

①日本が多神教であること
②日本人は「縋りたい」国民性であること
③日本人に甘えがあること

の3つが考えられます。

まず①について。
別に多神教自体は悪い事では無いのですが、逆に言えば「何を信じるのも自由」だという価値観がある訳です。
つまり絶対的な価値観が無いが故に「正義」「道徳」が相対化されやすい状況にあり、人によっては正しい判断が狂う事が多々あります。

次に②について。
今の日本は格差等の様々な社会問題を抱えていて人々は余り良い未来を信じる事が出来ません。
そうなると①で説明した通り正義や道徳に対して自信を持てない層が「絶対的な価値観」を求めてカルトや陰謀論に縋ってしまいます。
絶対的な価値観を押し付けるのはカルトの常套手段なので、そういう意味でも親和性が高いのでしょう。

最後に③について。
そもそも現代の日本人には「誰かがやってくれるだろう」という「甘え」があります。
はっきり言って自分の頭で考える事を放棄しているだけなのですが、他の国に比べて悪い意味で平和だった日本では「強くて大きい存在に付いていけば安心だ」といった歪な価値観が根付いてしまいました。
それらは対米従属やコロナインフォデミックで如実に表れています。


①②③を纏めた結論を言うと、
日本人が「自分のアタマで考えられない馬鹿」になった結果、心の拠り所を求めた「個」の脆弱な連中がカルトや陰謀論に嵌ってしまうようになったのです。
それだけ聞くと単純な事に聞こえそうですが、この問題は相当根が深いと思います。


これらはあくまで自分なりの考察なので、どこまで合っているかは分かりませんが少しでも小林先生のお力になれれば幸いです。

No.133 12ヶ月前

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