「よしりん御伽草子」 全話を読みおわりました。感想を書かせていただきます 自分が感想を書くまで、他の方の感想などは一切見ないようにしていました。 小林先生のブログで、『ももたろさん』への、カレーせんべいさんと総合Pの感想が同じこと、木蘭先生の感想は違うことだけは知りました。 「わしズム」で『ももたろさん』は読みましたが、その内容はすっかり忘れていました。 『かぐや姫』 ドキドキワクワクしながら、最初のページをめくると、真剣白刃取りのかれんちゃんの絵に爆笑させられました。その後は、とにかく色彩の綺麗さに見惚れながら読みました。CGとは、こういうものを言うのかな、と思いながらページをめくっていきました。 鏡を見て汗をたらすかれん、鏡を叩き割り一人を島流しにするかれん、帝に『いやいや』するかれん、月を見てさめざめと泣くかれんが、オモロ可愛かったです♡ かぐや姫の本当の姿には、その美しさに目を見張りました。着物も相まってバツグンの美しさでした☆ 『かさじぞう』 唯一のダークグレーの色彩は、見返すたびに味が増していきます。目に優しくて落ち着く感じもします。火の赤が映えますね。 何と言っても、村を襲う地蔵を筆頭に、泣きながら怒る地蔵たちが恐くてキョーレツに印象に残ります。 純粋まっすぐ正義くんの憐れな末路と、左翼思想の恐怖や迷惑さを描いたホラーだと思いました。けど、ラストではお爺さんもお婆さんも笑っていますね。 『ばば汁子守歌』 もうメチャクチャ面白かったです。ブレないお祖母さまの様子と、よしりん少年の対比、そして耳に残る歌を口ずさんでしまうところがサイコーでした。臨場感にあふれ、『あるある』と感じました。 小林先生が何故この話が一番好きだったかも、分かりました。 妹さんの目が可愛かったです。 『かちかち山』 茶魔うさぎが、とにかく可愛かったです♡ イタズラしてる顔や、騙しているしぐさも可愛いのですが、何と言っても激怒している顔が可愛らしくて堪りません。 ピョンピョンピョンとかカチカチカチとかスイスイスイとか、足跡や人参の絵など、コマを仕切る枠も可愛らしくてメルヘンチックだと思いました☆ このお話は、えみりんさん作なのでは、と思いながら読みました。 ラストの茶魔うさぎのまつ毛が、イイです。 『ももたろさん』 大爆笑でした。自分でも驚くくらい、ページをめくる度に爆笑していました。 中で胎児がまっぷたつで笑い、あっちでぷりゅぷりゅこっちでぷりゅぷりゅで笑い、布団でまぐわうジジババに笑い、ずぶ濡れの桃太郎に、『じょうだんばい』に、相談する四人の顔に、『いいっツーノ』に、そして壁の中の胎児に笑い、食べてしまう二人とみょ〜に燃えてしまう二人、シュールなラストのカットにいっぱいいっぱい笑わせられました。 「わしズム」の時は、グロさへの抵抗感の方が勝っていた気がします。これほど笑った記憶がないです。自分の中で何かが変わったのかなと思います。 とにかく面白かったです! 『うらしまたろさん』 子供たちが亀をイジメる様子の全てに爆笑してしまいました。亀の表情、子供たちのやり口に、見るたび我慢出来ずに吹き出してしまいます。参りました。 そして、やはり色彩の鮮やかさ、美しさに見惚れてしまいます。 『かぐや姫』の十二単もそうですが、竜宮城の描写などは、絵の美しさを魅せる最高の素材なのだなと思いました。 玉手箱を開けるシーンと、お爺さんになるシーンで、手が滑って二度、先にページをめくってしまったのがとても悔やまれます。 また、1ページ1ページをじっくりと鑑賞し、その後は部屋のインテリアとして飾るつもりです☆
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「よしりん御伽草子」
全話を読みおわりました。感想を書かせていただきます
自分が感想を書くまで、他の方の感想などは一切見ないようにしていました。
小林先生のブログで、『ももたろさん』への、カレーせんべいさんと総合Pの感想が同じこと、木蘭先生の感想は違うことだけは知りました。
「わしズム」で『ももたろさん』は読みましたが、その内容はすっかり忘れていました。
『かぐや姫』
ドキドキワクワクしながら、最初のページをめくると、真剣白刃取りのかれんちゃんの絵に爆笑させられました。その後は、とにかく色彩の綺麗さに見惚れながら読みました。CGとは、こういうものを言うのかな、と思いながらページをめくっていきました。
鏡を見て汗をたらすかれん、鏡を叩き割り一人を島流しにするかれん、帝に『いやいや』するかれん、月を見てさめざめと泣くかれんが、オモロ可愛かったです♡
かぐや姫の本当の姿には、その美しさに目を見張りました。着物も相まってバツグンの美しさでした☆
『かさじぞう』
唯一のダークグレーの色彩は、見返すたびに味が増していきます。目に優しくて落ち着く感じもします。火の赤が映えますね。
何と言っても、村を襲う地蔵を筆頭に、泣きながら怒る地蔵たちが恐くてキョーレツに印象に残ります。
純粋まっすぐ正義くんの憐れな末路と、左翼思想の恐怖や迷惑さを描いたホラーだと思いました。けど、ラストではお爺さんもお婆さんも笑っていますね。
『ばば汁子守歌』
もうメチャクチャ面白かったです。ブレないお祖母さまの様子と、よしりん少年の対比、そして耳に残る歌を口ずさんでしまうところがサイコーでした。臨場感にあふれ、『あるある』と感じました。
小林先生が何故この話が一番好きだったかも、分かりました。
妹さんの目が可愛かったです。
『かちかち山』
茶魔うさぎが、とにかく可愛かったです♡
イタズラしてる顔や、騙しているしぐさも可愛いのですが、何と言っても激怒している顔が可愛らしくて堪りません。
ピョンピョンピョンとかカチカチカチとかスイスイスイとか、足跡や人参の絵など、コマを仕切る枠も可愛らしくてメルヘンチックだと思いました☆
このお話は、えみりんさん作なのでは、と思いながら読みました。
ラストの茶魔うさぎのまつ毛が、イイです。
『ももたろさん』
大爆笑でした。自分でも驚くくらい、ページをめくる度に爆笑していました。
中で胎児がまっぷたつで笑い、あっちでぷりゅぷりゅこっちでぷりゅぷりゅで笑い、布団でまぐわうジジババに笑い、ずぶ濡れの桃太郎に、『じょうだんばい』に、相談する四人の顔に、『いいっツーノ』に、そして壁の中の胎児に笑い、食べてしまう二人とみょ〜に燃えてしまう二人、シュールなラストのカットにいっぱいいっぱい笑わせられました。
「わしズム」の時は、グロさへの抵抗感の方が勝っていた気がします。これほど笑った記憶がないです。自分の中で何かが変わったのかなと思います。
とにかく面白かったです!
『うらしまたろさん』
子供たちが亀をイジメる様子の全てに爆笑してしまいました。亀の表情、子供たちのやり口に、見るたび我慢出来ずに吹き出してしまいます。参りました。
そして、やはり色彩の鮮やかさ、美しさに見惚れてしまいます。
『かぐや姫』の十二単もそうですが、竜宮城の描写などは、絵の美しさを魅せる最高の素材なのだなと思いました。
玉手箱を開けるシーンと、お爺さんになるシーンで、手が滑って二度、先にページをめくってしまったのがとても悔やまれます。
また、1ページ1ページをじっくりと鑑賞し、その後は部屋のインテリアとして飾るつもりです☆