希蝶 のコメント

 今号の感想を簡単に述べておきます。
 かわりのものを与えてあげられない、という問題は大きいのかな、と感じられました。昨今、ホイットニー・ヒューストンの映画が放映されているみたいですが、彼女のヒット曲、「グレーテスト・ラヴ・オヴ・オール」ではないですが、自分自身を愛すればいい、という具合にはいかないのが人間なのかな、やはり何か信じるものが必要なのかな、と。理由はあげませんが、このところ、ことにそんなことを感じます。アイドルのような存在も要るのでしょう(よしりん先生も、その一つの山なのかも)。

 もくれんさんの方は簡単ですが、やはり私は世間は嫌いかな、といったところです。(申しあげては失礼なのかもしれないけれども)よしりん先生の叔母さんも、ありきたりの「世間」に納得しなかったからカルトにはまったわけで、けれどもその結果、宗教法人と称するものの「世間」や「ルール」にはまっている。草毟りなどをして、世のために働いていると思い込んでいる。壺を売りつけることや、朝鮮人参を販売することで、世の救済をしていると思い込んでいる。それだって、一つの「世間」なのでしょう。
 私は職場で、マスク着用を規則化して欲しいと主張しましたが、上司が自分のマニュアルに手書きでそのことを書き込んだだけ。私自身、人の評価や迷惑ということを気にしてきた方なのですが、そんなことどうでもいいのではないか、自分があればそれでOKなのでは、といった感じです。私個人はそんなふうに生きたいかな、あまり自分を「主張」しずぎることもないように。いいたい人には言わせておけ、みたいに。
 なぜ腹が立つのかと言えば、「誰かから不当な扱いを受けているから、自分を正しく評価して貰っていないと思い込んでいるから」…そんなこと、どうだって良かったのではないか、自分が自分のことを分かっていればいい、とかいうふうに思います。

 「ベルト歌舞伎」…納得です。あれ以外に今年を代表する流行語はないでしょう。自分が見たノミネートにはみあたらなかったので省いてしまったのですが…。それと、よしりん絵本、楽しみです。以前、とある新聞で日本の近代文学を当時の表記そのままに掲載する、という企画があり、その中に太宰治先生の「新御伽草子」の「こぶとり爺さん」があったのですが、そちらも見て見たかった、かな?「こぶがジャマッケ」とか載っていたが「をかしかった」ので。

 それでは次号を期待します。ヘヴンズ・ドアが開かれますように。

No.326 24ヶ月前

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