最近の「歌」がワケワカランものばかりになったのは、新自由主義の悪影響もあると思うんです。
かつて、恥ずかしながら作曲家を目指してズッコケて、今も音楽関係者の知り合いが複数いるので分かるのですが、新自由主義がはびこるようになってからは、楽曲の良さよりも「とにかくすぐにカネになるかどうか」とか「コストカット」ばかりが重視されるようになってしまいました。
音楽の「売れる」と「カネになる」は、似ているようで違いがあると思います。

若者が「ダンス主体の音楽」ばかりを好んでいるかというと、これが意外に「昭和のアイドルの歌や歌謡曲が好き」という人も多く、今は「売り手が売りたいもの」ばかりを消費者（聴き手）に押し付けている状態なのではないかと思います。

しかし「このままじゃアカン」と思っている音楽関係者も少なくなく、今の流れに抗おうとする動きもあるので、このままワケワカランものばかりが出続けるという事は無いのではないかと思います。
新自由主義は文化も破壊しかねないので、さっさと訣別するに越した事は無いです。