希蝶 のコメント

 ということで、今号の感想です。いちおう、こちらを先にします。
 
〇 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第276回「財務省、怒る。コロナ特別措置はいい加減にしろ!」
 正直…これで、日本の政府はうまく機能しているといえるのか、ますます将来に不安が深まりました。それだけですませたいのですが、念のため。

 財務省は財務省の省益で動いており、厚生労働者は厚生労働省の省益、あるいは世間で動いているわけですね。それらを統御するのが「内閣府」であり、その長でもある「首相」ではないのか、と呆れてしまいました。いづれにせよ、まとまりのない政権が続いているのが悲しいです。「資本主義」を新しくするよりも、(強制ではない)政府機構・組織の一体化をこそ求めるべきだ、こういう場面では多様性よりも、政府の指導力が必要なのだな、と理解しました。
 ただ、それを無理矢理やると、『鎌倉殿の13人』のような流血沙汰になるのでしょうか。源頼家が鎌倉殿、将軍をやめさせられたのも、比企家を統御できなかったからであり、自業自得なのでしょう。北条家を逆恨みしても仕方がないではありませんか?公暁だって、源実朝が悪いわけではなく、しいて言えば、「源氏」であることをやめればいいのです。
 今後、日本は足利義教や織田信長のような、極論を言うと、始皇帝のような首相が現れないと、やっていけなくなるのでしょうか?かりに私が政治家だったら、涙をのんで、残虐行為をするかも知れませんが(それが一番手っ取り早い手段だから。恐らく大久保利通もそういう「愚か者」だったのでしょう)。調整力があって、一致団結を目指す指導者は現れないのでしょうか?
 人間は気持ちのよいことしかしない、といった友人がいたのですが、気持ちの良さにも度合いがあり、最善と次善があり、次善は決して気持ちが良いことだけではないな、ということをもつけ加えておきます。

〇 ゴーマニズム宣言・第482回「WGIPと世間の空気と自虐」
 今回のテーマは「内なる自虐、自己批判」なのだと理解しました。これだけでいいですか?記すのが嫌になるのですが、やはり、上述の「検定試験」同様、具体的に記した方がいいですか?
 …何とか内なる自虐から解放されるよう、頑張ってみます。それで分かって下さい、ほかのかたに不快な想いをさせたくないので。これを記すだけでも、そういう効果があるのかも知れませんが。

 いちおう、客観的なことを申し述べますが、ゲーテも「若きウェルテルの悩み」という自虐小説を記しながら、一方では、「ファウスト」のような壮大な叙事詩・抒情詩をつくっているところからしても、内なる自虐は高尚で壮大なものを生み出す源泉にもなり、それらは表裏一体なのではないか、と思います。
 つまり、私小説が悪いのではなく、そこから大きな鉱脈を得る場合もあるわけで、基本的な文化として、日本人にはそういうものがあるような気もします。「自分の意見を押しつけるな、ほかの人にはほかの人の考えがある、自分だけが正しいなんて思うな」とも言ってくる。一見公平そうでいて、不公平、その人の意見や立場をまるで考えていない。日本人は多様性が嫌いなのでしょうか?
 まとまっていませんが、まるで「かぐや様を告らせたい」を読んでいるような内容でした。それだけお伝えします。感情の整理がつきません。すみません。
<(_ _)>

 ということで、前号の感想なども、あとで投稿します。この内容に被らないようにします。

No.145 17ヶ月前

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