希蝶 のコメント

 今号の感想を記します。

〇 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第274回「“拉致監禁して脱会強要”これ、統一協会のキャンペーン用語です」
 物事は視点を変えるとまるで違った局面になってしまうといういい事例かな、と思いました。昔、履歴書を記す際に、自分の短所とは長所の裏返しであり、素直に悪い面を記せばいいわけではない、うまく、良い面とリンクさせないといけない、といった注意を受けたことを思い出しました。それは、恐らく第二次世界大戦、、大東亜戦争中の日本軍の行為などでも同じなのでしょう。勿論、連合軍側も。
 この場合は、後藤さんは家族から監禁されたと主張しているわけで、彼にとって、自身の「信仰」を阻碍する家族は既に家族ではないということになるわけなのでしょうが、家族の側からすれば、後藤さんが心配だから、となるわけで、そこに金品強奪という社会的な問題も発生しているから、よけいに話がややこしくなっているわけでしょう。正直、そこまでおかしくなってしまったのなら、もう仕方がないのでは、あとは自壊・自滅するか、どこかで自身のあやまりにきづくか、それでいいのではないか、と思います。
 確かに意見の上位基準というのは存在するのかな、と思いました。私はこういう記述の問題点を読み取るには、ミステリーの文章などを読んでみるのが良いのでは、という気がします(かなり意図的で、作為的な描写がされているから。いわゆる「信頼できない記述者」というものですね)。

No.141 24ヶ月前

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