酔いどれカエル坊主 のコメント

ウクライナ戦争論読了し、もう一度噛み締めたいので再読中です。
「ウクライナ・ナショナリズムの歴史」その1からその3を特にじっくり読みました。ウクライナの歴史についてあまり深く知らなかったから、今こそ隅々までウクライナの歴史を頭に叩き込もうという心づもりで読み進めました。
じっくり読んでみて、ウクライナの歴史を「あまり深く知らなかった」どころか、全く知らなかったことに恥ずかしさと衝撃を受けました。他国の侵略をほとんど受けていない日本で生まれ育った私にとってウクライナの独立と侵略が幾重にも起こることの事実は苛烈に感じました。
日本はこんな事言っちゃ何だけど、侵略らしい侵略を受けていないから、橋下徹や玉川徹やインテリ「知識人」がのたまう「どっちもどっち論」がまかり通るのではないかと思いました。
グレンコ・アンドリー氏が話した、「ウクライナは日本と同じ平和ボケであった」という言葉がよしりん先生の描く『ウクライナの独立はソ連の自壊に便乗した「棚ぼた」』(第6章・ウクライナ・ナショナリズムの歴史3、79ページ)で改めて思い起こされました。
それにしてもロシアの2014年のクリミア半島の侵略がウクライナ国民のナショナリズムを確固たるものにしたことを知ったのは、頭をガツンと殴られたくらい大、大、大衝撃でした。翻って日本は…。日本は、ウクライナのように侵略が無ければ目覚めないのだろうか?侵略があっても目覚めないとすれば本当に情けない。占守島を戦い抜いた祖先に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
せめて日本人には白村江の戦いで大敗して以来、唐や新羅に負けない強い国、日本を造った天武・持統朝を思い起こして、他国に侵略される前にこの国の愚かな陋習を変え、世界と渡り合える国家を造ろうではないですか。
大きな事を言うようですが、読んだ後は、どうしてもそう言いたい気持ちになりました。

No.104 24ヶ月前

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