「イデオロギーではなく、生きていくために必死に働いている、それが現実なのだ。」 木蘭さんのおっしゃる通りだな、と思います。母の東北の実家では、祖母は祖父と共に死ぬ直前まで働いていましたし、周囲の親戚も、おばちゃん達はみんな畑に出たり、何かしらで外で働いていました。雪深い地域、農作物も豊かではありませんから、女性も働かなくては家計が成り立ちません。そんな環境で育ち、大学時代も東北で過ごした私は、社会人になって東京に出るまで、男尊女卑は現代の日本には無いとすら思ってしまっていました。 社会人1年目、男性上司に妙に嫌われて、「あれ?」っと。「女は賢くなり過ぎちゃあいけないと、うちの姉達は母や祖母に言われて育ったもんよ。」と、言われて、自分が相当に生意気で可愛くない女と思われていた事に気がつきました。「地元熊本の女は、普段は一歩引いて、実は手のひらで転がしてくれる良い女。自分は同郷の妻を持って幸せ」との事でした。一度お宅にお邪魔した際に、奥様が家族全員の好みに合わせて、和食やら洋食やら朝ごはんを忙しく作られていて、家政婦みたいだな〜っとびっくりしたのを覚えています。暖かい地域では、女性は外で働かなくても良いくらい豊かだから、女は家庭を切り盛りしなさいとなるのかしら。雪国はやはり、貧乏という事なのか?と当時思ったものです。 その上司からは、その後、なぜか信頼されてどんどん仕事を任されるようになり、どうしたのかな〜?と思って日々過ごしていたのですが、ある時「君の事は女性とは思ってないから。君の働きぶりは男だから!」と言われて納得しました。こいつは男性の部下と同じだ!と思う事で、やっと私という存在を受け入れる事ができたようです。 東北を貧乏扱い、熊本を男尊女卑の世界のように表現して申し訳ありません。でも、地域差ってあるのかな、という思いは今も変わりません。会津出身の友達は、おじいちゃんに「薩長の男と結婚するくらいなら黒人連れて来い!」と言われていましたしね。(苦笑)
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:48911586)
「イデオロギーではなく、生きていくために必死に働いている、それが現実なのだ。」
木蘭さんのおっしゃる通りだな、と思います。母の東北の実家では、祖母は祖父と共に死ぬ直前まで働いていましたし、周囲の親戚も、おばちゃん達はみんな畑に出たり、何かしらで外で働いていました。雪深い地域、農作物も豊かではありませんから、女性も働かなくては家計が成り立ちません。そんな環境で育ち、大学時代も東北で過ごした私は、社会人になって東京に出るまで、男尊女卑は現代の日本には無いとすら思ってしまっていました。
社会人1年目、男性上司に妙に嫌われて、「あれ?」っと。「女は賢くなり過ぎちゃあいけないと、うちの姉達は母や祖母に言われて育ったもんよ。」と、言われて、自分が相当に生意気で可愛くない女と思われていた事に気がつきました。「地元熊本の女は、普段は一歩引いて、実は手のひらで転がしてくれる良い女。自分は同郷の妻を持って幸せ」との事でした。一度お宅にお邪魔した際に、奥様が家族全員の好みに合わせて、和食やら洋食やら朝ごはんを忙しく作られていて、家政婦みたいだな〜っとびっくりしたのを覚えています。暖かい地域では、女性は外で働かなくても良いくらい豊かだから、女は家庭を切り盛りしなさいとなるのかしら。雪国はやはり、貧乏という事なのか?と当時思ったものです。
その上司からは、その後、なぜか信頼されてどんどん仕事を任されるようになり、どうしたのかな〜?と思って日々過ごしていたのですが、ある時「君の事は女性とは思ってないから。君の働きぶりは男だから!」と言われて納得しました。こいつは男性の部下と同じだ!と思う事で、やっと私という存在を受け入れる事ができたようです。
東北を貧乏扱い、熊本を男尊女卑の世界のように表現して申し訳ありません。でも、地域差ってあるのかな、という思いは今も変わりません。会津出身の友達は、おじいちゃんに「薩長の男と結婚するくらいなら黒人連れて来い!」と言われていましたしね。(苦笑)