希蝶 のコメント

 ついでなので、今話題になっているクリニックのかたの発言について。このコメント欄でもいろいろな意見があるようですが、目を通し切れていなくてすみません。

 一言、以前、よしりん先生が、どこかの校長さんが女は何人か子供を産まないといけない、という発言を批判した際のことを思い出しました。あれと同じではありますまいか。つまり、「三丁目の夕日」と社会情況が異なっており、その中での家庭での役割は異なった様式になるのは当然でしょう。それだけです。
 もっと言えば、また朝ドラの話になりますが、舞ちゃんの岩倉家の家庭を見れば分かるのではないのでしょうか。経理の人がやめて、舞ちゃんのお兄さんが中学受験で、おかあさん役の永作博美さんが家事も町工場の経理もしないといけない。そんな中で、娘が心因性のストレスを抱えている。それと、「三丁目の夕日」を比べられるか、それだけでしょう。
 あるいは、「美味しんぼ」の海原雄山の家庭が男性優位で父権的な家庭で、おかあさんがそれではやくになくなったと、衛宮士郎、じゃない山岡士郎は父親を憎んでいるわけで、それが現代的な視点ですが、あの場合、海原雄山は藝術家で、山岡の母親は雄山を支えることに意義を見いだしていたわけで、それも一つの家庭の形とは言えるれれども、その家の特殊事情でしょう。
 横から口を出しますが、「おもひでぽろぽろ」は未見ですが、海原雄山の家と事情が似ているのでは、と想像しました(違ってたら、ごめんなさい、ただしさん…)。
 いろいろ述べてみましたけれども、その家庭にはその家庭の事情があり、その上で現代の世相は、生活をする上でも「共稼ぎ」をしないといけない、女性の自己実現のためだけではなく、という結論がでるように思います。こんな感じでよいでしょうか?

 物知りぶりますが、ことわざに「舟に刻して剣を求む」があります。これは長江に剣を落とした人が、落とした場所に印をつけて、舟を停止させて剣を捜して、結局みつからなかった、という故事がら来ているのですが(当たり前ですよね)、つまり、舟が移動していて、いくら舟に刻みをいれても、そこが剣の落とし場所にはならないように、時勢も移りゆくので、同じやりかたをしていては駄目な場合もある、いくらそれが理想的であるように見えても、ということです。家庭での男女のありかたも、それと同じだろうというのが私の意見です。

 と記していますが、確かにユートピアなんでしょうね、愛する女性が家庭で子供を慈しみ育て、それを支えに社会で頑張る、というのが、男性の憧れでもあるのでしょう。その気持ちも分からなくもないですが…現代人がちょんまげを結えないのと同じなのかな?

 以上です。走り書きですみませんでした。

No.382 25ヶ月前

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