自宅から150mほどの所に統一協会の大きな建物があり何度かチラシを見た憶えがありますが、バブル時代に話題になった合同結婚式以外に統一協会の事はほとんど何も知りませんでした。『脱正義論』以前はゴー宣も読んでおらず、霊感商法や脱会騒動についても「そういえばそんな報道があったような」という程度で、“大きめのエセ新興宗教”くらいの非常に甘い認識しかありませんでした。

最近、勧誘の手段として手相を使っていたという報道を見ましたが、個人的に思い当たるフシがあります。東京で働いていたバブル時代、北千住駅の内外で同じ日に３回も正体不明の信仰集団から手相を見せてほしいと声を掛けられました（当時は見るからにお人好しそうな風貌だったせいか、地元愛知県でもよくアンケート調査されました）。まだオウム事件の３年前で、統一協会は別としても「宗教者は基本的にいい人だろう」と思い込んでいたので手相とアンケートには応じましたが、それ以上はついていく事もなく終わりました。

上京前の20歳頃まで疑うことを知らない純粋まっすぐ君だった自分は、テレビで視た事や本で読んだ事は全部事実だと信じていました。今なら間違いなくコロナ脳です。Mr.マリックを初めは超能力者だと思っていたし、アメリカ政府内にUFOを極秘に調査するMAJESTIC-12が本当に存在したと思っていました。なぜか占いは信じておらず雑誌の『ムー』も読んでいませんでしたが、かなりの重症でした。

その後は奇跡的に自然科学（と手品）に目覚めメディアの情報を疑うことを知りましたが、純粋状態のまま上京していたらどうなっていたかを考えると今更ながら怖くなります。
今回の事件で初めて、統一協会が単なる霊感商法とはケタ違いの犯罪詐欺集団であることや、自民党とは蜜月の相互支援状態にあることを認識しました（遅すぎますが）。
安倍晋三氏は協会の被害者達に恨まれて当然の事をしてきたのだと思います。
早々に統一協会やオウム真理教の犯罪性を見抜いてきたよしりん先生の慧眼に改めて敬服致します。今後もよしりん先生の信者として生きていこうと思っております。