わさビーフン のコメント

投稿失礼します。第167章「免疫の軍事訓練は国防と同じ」感想です。
国家における国防と、人体における免疫機能をリンクさせ、ここまでわかりやすく解説出来るのは、
双方の知識を誰よりも深く理解している先生だけだと思います。
国家間の攻防も、なるほどウイルスと免疫との激突に例えられ、動的平衡であり、「その平衡が取れた場所が国境線になる・・・国境は不変ではなく、その時のパワーバランス次第で変わる」という理論に、非常に納得しました。
想起したのが――うろ覚えで恐縮ですが、ホッブズのリバイアサンの扉絵です。よく教科書で出てくるやつ。人の集合体の巨人(国家)が、杖(宗教権力)と剣(世俗権力)を携えていて、社会契約説を表した絵ということですが・・・その絵から単純に、巨人は鍛えておかないと、別の巨人が襲ってきた時に対抗できない。傷つけられるしヘタをすれば殺されてしまう、だから訓練しなければと、素振りをする巨人、という奇妙な(?)連想が浮かびました。
国家も人体も、システムは同じであり、防衛の重要さも、生死が関わっている以上これも同様。
ただ、人体は自動的に、勤勉に戦ってくれるのに対し、国家の防衛機能は、色々な欲望や思惑が絡んできて、強化させない、足を引っ張るという方向に行く場合がある。日本の場合は、指摘されております反戦サヨクの反対運動の他、アメリカの属国という部分が強くありそうですね。射撃訓練も、ここまで深刻な状況なんですね。随分前に聞いた話ですが、実弾一発何百円もかかるから、年に数えるほどしか実施できないという話を聞いたことがありましたが、今も変わらないのですね。
作品を通して感じたのは、コロナ対策も、防衛体制の現状も、リアリズムの不在という点で共通していると思いました。
これも日本人の国民性なんでしょうか?
パイロット姿のよしりんも格好良いです。あと、健康体と病体の落差の絵に笑いました。
また色々と考えさせられる回でした。ありがとうございます。

No.191 22ヶ月前

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