わさビーフン のコメント

投稿失礼します。ゴー宣165章 「戦時国際法を破壊するプーチン」感想です。
まず、戦時国際法を非常にわかりやすく学べて、勉強になります。「ジュネーブ条約の捕虜虐待禁止」って、ドラマや映画でよく出てくるので、ここだけうろ覚えに知ってる人は自分も含め多いと思いますが、そこで止まっていました。お恥ずかしい限りです・・・。
この戦時国際法の知識を知るだけでも、プーチンがどれ程の悪辣な違法行為をしているかがわかります。
そして驚くのが、「国際法に違反するかを判断し、その遵守を強制する機関はないのが実情なのだ。」
「そのため、国際法はいわゆる『法』ではないとも考えられ、国際法は道徳にすぎず、任意の合意でしかないという見解もある。」
・・・つまり、侵略されて占領が既成事実化してしまったら、もう覆しようがない。他国に止める義務も責任もないから。他国間で連合軍が結成されて解放戦争を始めるか否かは、あくまで他国の首脳たちの思惑次第。
国際秩序とは、なんと薄っぺらい紙切れのような脆いものだと、ぞっとしました。
これ、中国が覚悟を固めて、かつアメリカや他の強国と裏取引で認可を付けることに成功してしまったら、瞬く間に占領されて終わりじゃないですか。
すごいざっくりな捉え方をすると、今の時代も、戦国時代なんですね。国連は足利幕府みたいなものだと考えていいのかな?私的な欲望を孕みつつも、一応は秩序を作ろうと色々躍起になってるが、常任理事国はじめ列強国の思惑に従うしかない。
弱国は占領されても、列強がそれを追随してしまったら、それでお終い。
帝国主義時代のように露骨に認められはしないでしょうが、イラク戦争やアフガン戦争の、有色人種へのあの冷酷さを見ると、日本が占領されても「まあいいか。逆らいやがった猿だし」で済まされてしまうのかな?
よしりん先生が国際法を重視する理由が改めてわかりました。
脆いからこそ、大切に守らないと弱肉強食の世界に戻ってしまう。
今までの酸鼻極まる歴史からの教訓が、無になってしまう。
それはまったく愚かしい、恥ずべきことです。

「ここまで戦時国際法を無視した無法な戦争は、もはや『戦争』とも呼べない。」
「『国家山賊行為』とか、『国家テロ』とでも呼ぶしかなかろう。」
プーチン、ロシアの蛮行を許してはならない。
許す者、あまつさえ擁護する者は、人類史の犠牲者たちに唾吐く行いをしており、
満州やシベリア抑留の死者たちを足蹴にし、
日本もたやすく潰される世界になることを望む、恥ずかしい人たちですね。

今回も大変面白く、衝撃でした。ありがとうございます。

No.163 30ヶ月前

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