コメント欄で格差についての話題が出ていたので、自分なりに格差について考えてみました。


まず結論から言うと日本人は懐も心も貧困化していると思います。

何故なら現在の日本人には
圧倒的な弱者への無関心と差別意識があるからです。

よく弱者が弱者を叩くのが差別の構図だと小林先生は仰られていますが、最近では社会的に恵まれているはずの強者までもが「俺達の税金が底辺に使われている」「俺達は貧乏人を養う為に偉くなったんじゃない！」と主張する有様です。

そう、今の強者達は貧しいのです。
お金ではなく
心が貧しいのです。

昔の日本人には貧乏でも心が豊かなら恥ずかしい事は無いという「清貧」の感覚があったはずですが、悪い意味で資本主義が進んでその感覚は失われつつあります。
よく昔の映画等で「お金を手にして貴方は変わってしまったのね！」みたいな台詞がありますが、今はそれが現実で起きているという笑えない状況になってしまいました。

自分も最近知って驚いたのですが、日本は2015年の時点で韓国に平均年収を抜かれたという衝撃的なデータがありました。
しかもその事実は日本では殆ど報道されていません。
勿論平均値と中央値は違いますし、データには様々な要因があるので一概に「負けた」という訳ではないのでしょうが、これは日本経済が停滞している１つの指標として日本人が知っておかなくてはならないと思いました。

経済は人の心を反映します。
経済が貧しくなると心まで貧しくなり、強者は弱者を見下し弱者は強者に媚び弱者を叩くという最悪の状況が発生してしまいます。
「心無き経済」が「経済無き心」を生む悪循環、
残念ながらそれが今の日本です。

もし日本と日本人がこれ以上劣化し続けるならいつの日か小林先生が本当に「わしはもう日本を諦めた」という日が来てしまうのではないかという気がして胸が張り裂けそうな思いです。
まぁもし小林先生にそう言われた時は日本は本当におしまいだという事でしょう。


駄文になりましたが、自分は何だかんだ言っても生まれ育ったこの日本という国が好きなので、一人の日本人として「経済」と「心」を失わない様に生きていくつもりです。