14! すみません。ここ数日、色々な人とこの件で話をしたり調べたり考察をして返信が遅れました。 他にも何人かの方からも私宛にコメントをいただきましたが、申し訳ないですがこちらに纏めさせていただきます。 私個人の意見としては、空気感染だと思います。 接触感染・飛沫感染(所謂サブルート)はほぼないと思われます。 私は先日のオドレらの先生の話を聞いて糞口(接触)感染の可能性もあるのかなと思いましたが、ここ数日考えて改めました。以下にその根拠を書きます。 ①まずここ数日、ある程度意識しつつ普通に生活をしていて、接触感染はなさそうだという感覚になりました。即ち私自身は“素手で食べ物をほぼ食べないし、口に手をもっていかない”のです。これは食生活によりある程度個人差もあるのかもしれないですが、少なくてもピーク時の感染者のあの山は接触感染だけでは説明はつかないだろうという結論に達しました。いくらスマホにびっしりウイルスが付着していたところで、そのウイルスが口の中に入らないといけないです。そのルートが全く想像できないです。 ②インフルエンザが実は空気感染だったという事実が分かりました。インフルエンザと新型コロナの感染の山は類似(風邪のウイルス)しているため、感染経路は同一ではないかと考えました。これについて以下に記載します。 これまで、インフルエンザの感染経路は「飛沫感染と接触感染(空気感染はしない)」と言われており、これまでも(特に)患者にはマスク着用が推奨されてきました。 例えば大塚製薬(YouTubeは音出ません) https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/quick-tests-for-infectious-diseases/influenza/prevention/ しかし、実は空気感染だったということが様々な論文で明らかになっています。(ちなみに、こちらの『季節性インフルエンザ症例の呼気中の感染性ウイルス』と題した論文はインフル患者の呼吸からウイルスが拡散するのではというものですが、インフルエンザワクチンを接種した人が感染した際、接種しなかった人と比較して6.3倍エアロゾル放出量を観察した、とあります。) https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.1716561115 ここでは様々な論点がありますが、一つだけ言えることはもし感染ルートを特定して例え接触感染がメインだったとしてもマスクは外せないでしょう。 ③私の職場(障害者施設)に昔、赤痢を経験した職員(71歳)がいます。私自身もノロウイルスを経験しています。施設で集団感染はたまに起こることです。どちらも糞口(接触)感染ですが、基本的には手洗い・あとは気を付けて過ごしていればある程度は防げてしまうのです。障害者(子ども)は手や床などペロペロ舐めたり、素手でモノを食べたりしてしまうため防ぎようがないですが、職員はほぼ罹りません。そもそも、赤痢やノロウイルスが全国に大流行するなんていうことにはなりません。 一点付け加えると、先日の放送で小林先生は昔と今のトイレ事情の話をされていましたが、和式トイレ(水洗)の水の勢いは凄まじいですよね。赤痢が流行った当時(約40年前)は全て和式トイレだったとのこと。感染はほぼ施設内のみで収まったそうです。 ④私が一番最初に提示したマスクに関するRCTのメタ解析についての論文ですが、こちらでは手洗いについても有意差なしと結論付けられています。このデータは主にインフルエンザですが、もし接触感染であれば手を洗えばある程度は感染予防効果が出るはずです。(赤痢・ノロウイルス) https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/26/5/19-0994_article#tnF2 ⑤こちらはCDCの論文です。接触感染のリスクは「10000分の1未満」だそうです。 https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/more/science-and-research/surface-transmission.html ⑥こちらの記事では別の論文を基に接触感染のリスクは「10万分の6.5」と結論付けています。 記事より引用「不特定多数の人が手を触れるような場所を10万回触ると6.5回くらい感染するかも....」 https://withnews.jp/article/f0210721006qq000000000000000W0gb10701qq000023364A ⑦大学病院の「感染制御部」所属の方に話を聞くと色々詳しく教えていただけるそうなのですが、大学病院では手洗いの頻度に印をつけて調べたりしているそうです。結果、頻度の低い部署だからといって感染者が多いという事実は確認できていないようです。 余談ですが、実生活レベルではデータの登場する出番は確かにあまりなく「子どもたちのために“大人から”マスクを外そう」と周囲に伝えて地道にやっています。 先日も同僚たちと話をしたのですが、マスクをしている理由は多くが「他人に移さないために」でした。私はツイッターに出回っている動画や写真をみせ「多くの子どもたちが精神的(恥ずかしい、恐い)にマスクを外すことができなくなってしまっている現状」等を伝え「まずは大人から外し、手本を見せなくてはいけない」ことを伝えました。 この夏が勝負だと思っています。 この夏、多くの人々がマスクを外さない限り、次のチャンスはまた来年の夏でしょう。 但し5類になってマスク渦が終わるかどうかは謎です。もし5類になりインフルエンザが流行してもマスクをしている人々が減れば、小林先生の仰る通り、結局は皆マスクの効果なんて信じてなくて、単純に世間のために着けてたんだという証拠になるでしょう。以上、長文失礼しました。
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すみません。ここ数日、色々な人とこの件で話をしたり調べたり考察をして返信が遅れました。
他にも何人かの方からも私宛にコメントをいただきましたが、申し訳ないですがこちらに纏めさせていただきます。
私個人の意見としては、空気感染だと思います。
接触感染・飛沫感染(所謂サブルート)はほぼないと思われます。
私は先日のオドレらの先生の話を聞いて糞口(接触)感染の可能性もあるのかなと思いましたが、ここ数日考えて改めました。以下にその根拠を書きます。
①まずここ数日、ある程度意識しつつ普通に生活をしていて、接触感染はなさそうだという感覚になりました。即ち私自身は“素手で食べ物をほぼ食べないし、口に手をもっていかない”のです。これは食生活によりある程度個人差もあるのかもしれないですが、少なくてもピーク時の感染者のあの山は接触感染だけでは説明はつかないだろうという結論に達しました。いくらスマホにびっしりウイルスが付着していたところで、そのウイルスが口の中に入らないといけないです。そのルートが全く想像できないです。
②インフルエンザが実は空気感染だったという事実が分かりました。インフルエンザと新型コロナの感染の山は類似(風邪のウイルス)しているため、感染経路は同一ではないかと考えました。これについて以下に記載します。
これまで、インフルエンザの感染経路は「飛沫感染と接触感染(空気感染はしない)」と言われており、これまでも(特に)患者にはマスク着用が推奨されてきました。
例えば大塚製薬(YouTubeは音出ません)
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/quick-tests-for-infectious-diseases/influenza/prevention/
しかし、実は空気感染だったということが様々な論文で明らかになっています。(ちなみに、こちらの『季節性インフルエンザ症例の呼気中の感染性ウイルス』と題した論文はインフル患者の呼吸からウイルスが拡散するのではというものですが、インフルエンザワクチンを接種した人が感染した際、接種しなかった人と比較して6.3倍エアロゾル放出量を観察した、とあります。)
https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.1716561115
ここでは様々な論点がありますが、一つだけ言えることはもし感染ルートを特定して例え接触感染がメインだったとしてもマスクは外せないでしょう。
③私の職場(障害者施設)に昔、赤痢を経験した職員(71歳)がいます。私自身もノロウイルスを経験しています。施設で集団感染はたまに起こることです。どちらも糞口(接触)感染ですが、基本的には手洗い・あとは気を付けて過ごしていればある程度は防げてしまうのです。障害者(子ども)は手や床などペロペロ舐めたり、素手でモノを食べたりしてしまうため防ぎようがないですが、職員はほぼ罹りません。そもそも、赤痢やノロウイルスが全国に大流行するなんていうことにはなりません。
一点付け加えると、先日の放送で小林先生は昔と今のトイレ事情の話をされていましたが、和式トイレ(水洗)の水の勢いは凄まじいですよね。赤痢が流行った当時(約40年前)は全て和式トイレだったとのこと。感染はほぼ施設内のみで収まったそうです。
④私が一番最初に提示したマスクに関するRCTのメタ解析についての論文ですが、こちらでは手洗いについても有意差なしと結論付けられています。このデータは主にインフルエンザですが、もし接触感染であれば手を洗えばある程度は感染予防効果が出るはずです。(赤痢・ノロウイルス)
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/26/5/19-0994_article#tnF2
⑤こちらはCDCの論文です。接触感染のリスクは「10000分の1未満」だそうです。
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/more/science-and-research/surface-transmission.html
⑥こちらの記事では別の論文を基に接触感染のリスクは「10万分の6.5」と結論付けています。
記事より引用「不特定多数の人が手を触れるような場所を10万回触ると6.5回くらい感染するかも....」
https://withnews.jp/article/f0210721006qq000000000000000W0gb10701qq000023364A
⑦大学病院の「感染制御部」所属の方に話を聞くと色々詳しく教えていただけるそうなのですが、大学病院では手洗いの頻度に印をつけて調べたりしているそうです。結果、頻度の低い部署だからといって感染者が多いという事実は確認できていないようです。
余談ですが、実生活レベルではデータの登場する出番は確かにあまりなく「子どもたちのために“大人から”マスクを外そう」と周囲に伝えて地道にやっています。
先日も同僚たちと話をしたのですが、マスクをしている理由は多くが「他人に移さないために」でした。私はツイッターに出回っている動画や写真をみせ「多くの子どもたちが精神的(恥ずかしい、恐い)にマスクを外すことができなくなってしまっている現状」等を伝え「まずは大人から外し、手本を見せなくてはいけない」ことを伝えました。
この夏が勝負だと思っています。
この夏、多くの人々がマスクを外さない限り、次のチャンスはまた来年の夏でしょう。
但し5類になってマスク渦が終わるかどうかは謎です。もし5類になりインフルエンザが流行してもマスクをしている人々が減れば、小林先生の仰る通り、結局は皆マスクの効果なんて信じてなくて、単純に世間のために着けてたんだという証拠になるでしょう。以上、長文失礼しました。