こんにちは。
私（五十路）は、生まれも育ちも神奈川県ですが、学校で「君が代斉唱」は無かったです。小学校から高校まで公立の学校でした。日の丸は卒業式等で掲げてあったような気もしますが、君が代は、一度も習った事も歌った事もありません。

私は、小学生の時にカブスカウト（ボーイスカウト年少隊）に入っていて、集会の度に「日の丸」を掲揚し敬礼もしておりました。少なくとも、百回以上は日の丸に向かって敬礼したはずです。
青空の下ではためく日の丸を見て「美しい」と思いましたが、それで『愛国心』が育まれたかというと、必ずしもそうとは言えません。

私は、国旗国歌法案を当時の与党や右派が「数の力」で成立させた事は、失敗だったと思っております。合意の形成に努めず「数の力」に頼って押し切ってしまい、国旗と国歌を国民分断の火種にしてしまいました。
法案成立後の園遊会で、天皇陛下（今の上皇陛下）が「強制にならないように」との旨のお言葉を述べられたのを聴いて、私は安心すると同時に、陛下に対する敬愛の念も深まりました。
この点は、小林先生とは受け止め方が異なる部分ですが。

私自身は、国旗は「日の丸（日章旗）」国歌は「君が代」で異論は無いものの、果たして、「旗」や「歌」で『愛国心』や『尊皇心』が涵養されるのか、「旗」や「歌」のみに依拠した『愛国心』や『尊皇心』は脆弱なものになりはしないか、との懸念を持っております。

長文失礼致しました。