san-jin のコメント

いつも楽しく拝読しております。

小林先生のご指摘の通り、社会の至るところで老いも若きも無自覚な男尊女卑が蔓延しているように思います。

同時に小林先生の若さには驚くほかありません。

皇統問題にしろ、コロナ禍にしろ、日本の有様に絶望してしまいそうになるところを、いつも小林先生から元気を頂いております。

小林先生と木蘭先生のお二人の活動はインフォデミックに対する絶大なワクチン効果となっています。

今後ともご活躍を祈念しております。


さて、遅くなりましたが、『恋愛論』の感想を投稿致します。

『恋愛論』を拝読して以来、アナヒラキシー症状が治まりません。

「恋愛は狂気だ」というご主張が本作のメインテーマだと思いますが、自分の過去の恋愛を思い返すとあまりに恥ずかしくてアナヒラキシー症状で開いた自分の体の穴に隠れたくなることから、このテーマには頷かざるを得ません。

ギャグが逆に次々に炸裂して
逆にギャグが恋愛の狂気を象徴しており、
逆にギャグが意味なし芳一の逆でした。

私はオウムとの戦いからコロナ論に至るまで、小林先生の著作には死を超えた価値はあるか?という深い問いが内包されていると思います。

本作にも「私と乳首、どっちが大事?」という身を裂くような問いがあり、「乳首!」と絶叫したいのに何故か出来ない、一歩間違えば死に至るような命懸けの問いがあり、正座して読むべきだと思っています。

恋愛(エロス)論は古代ギリシャのプラトンにもあり、三島由紀夫は恋愛を真珠に例え、『葉隠れ』も忠誠心を恋と考え、君主への恋に狂い死ぬことが武士の心得としましたが、「恋愛は色恋(性愛)だ」という小林先生のご主張には、かつての恋愛論者も「そんなことアルパカ?」と地団太をパカパカ踏んでいることでしょう。

本作は過去に類例のない生々しい恋愛論であり、小林先生の名作の中でも傑作に位置するものと思いました。

No.116 31ヶ月前

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