小林先生の論考は凄まじい。これは根源的です。答える側にもエネルギーがいる。インテリの相対主義的な言葉遊びに付き合っている時間は、もうありません。新たな戦争論が必要とされる時代が到来してしまいました。大東亜戦争と植民地解体、核と冷戦、国際法秩序の構築、米国の凋落と中国の台頭など、横断的、総合的に戦後から今を貫く大著が期待されます。 小林先生のご指摘の通り、善悪二元論による正義の暴走への批判は、戦後のサブカルチャーにおいて散々語りつくされてきました。それに対し、善悪相対論の欺瞞は野放しのままでした。戦争では力の強い者が勝つのが道理です。ここで第三国が相対主義に陥り善悪の判断が宙づりになると、適切な仲裁は行われず、結果として力による現状変更が常に有効になります。穏健な、しかし卑怯な日和見主義者たちは度重なるウクライナ侵攻を看過し、プーチンを増長させてきました。これにはクリミア併合後も親露外交を行いながら高い支持率を誇っていた安倍政権も含まれている。我々日本人にも責任の一端があると思います。
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小林よしのりチャンネル
(ID:19522841)
小林先生の論考は凄まじい。これは根源的です。答える側にもエネルギーがいる。インテリの相対主義的な言葉遊びに付き合っている時間は、もうありません。新たな戦争論が必要とされる時代が到来してしまいました。大東亜戦争と植民地解体、核と冷戦、国際法秩序の構築、米国の凋落と中国の台頭など、横断的、総合的に戦後から今を貫く大著が期待されます。
小林先生のご指摘の通り、善悪二元論による正義の暴走への批判は、戦後のサブカルチャーにおいて散々語りつくされてきました。それに対し、善悪相対論の欺瞞は野放しのままでした。戦争では力の強い者が勝つのが道理です。ここで第三国が相対主義に陥り善悪の判断が宙づりになると、適切な仲裁は行われず、結果として力による現状変更が常に有効になります。穏健な、しかし卑怯な日和見主義者たちは度重なるウクライナ侵攻を看過し、プーチンを増長させてきました。これにはクリミア併合後も親露外交を行いながら高い支持率を誇っていた安倍政権も含まれている。我々日本人にも責任の一端があると思います。