>>243 返信、有り難うございます。お気を使わせてしまい、すみませんでした。 自分のことについて言えば、終わったことをくよくよしても仕方がない、と自分でも思っています。ただ、今回のテーマに関連がありそうだったので、実例として掘り下げてみました。自分の裏の面も裏として認める、その通りです。 人間は一人では生きられないと言いますが、社会生活の源は子供時代にあり、三つ子の魂百まで、とも申しますが、その時に養った経験が自己を形成し、自分の判断材料になるのだとしたら、マスクで顔を覆い尽くして児童期を終えてしまうのは罪深いです。 >>258 同じく、返信、有り難うございます。昔、ある上司が『論語』や『孟子』のことをエンタメ扱いしたことがあるのですが、歴史に刻み込まれた言葉は時を超えて人を導く効果があるのだと思います。あしたのジョージさんにとっても、そういう本や作品はあると思いますので、見つけたらそれを大事にして下さい。 ついでながら…。 >>126 >>260 私はあのタイトルを『わる』とは読めなかったくちです。以前に石田ひかりさん主演でドラマ化されたのを少し見ましたが、今回は第一話を録画し損ねました。(T_T) 『カムカムエリバディ』も録画してあるので、機会があったらまとめて見たいと思ってはいます。ただ、第一部がああいう終わり方をしたのがちょっと嫌だったかな。『ちむどんどん』も録画しています。 『辻説法 恋愛論』、一通り読みました(くらたまさんとの対談のところは、あとでじっくり玩味するつもりです)。 「吊り橋を叩いて渡る」、笑えました。小松政夫さんも既に鬼籍にはいられてしまいましたね。あの世でも「しらけ鳥音頭」を歌い、現世のコロナ騒動やウクライナ戦争における日本人のありさまを笑っているのでしょうか? 最後の「意味なし用語集」も面白かったです。こうやってまとめてみると、意味なし、ではなしに、なかなか味わいがあるような。 ウクライナ戦争についてふと感じたことがあるのですが、あれはロシアによるウクライナへの「膺懲」(ようちょう)なのではないか、と。これは中華思想における用語ですが、ロシアという国が「東ローマ帝国」のみならず「モンゴル帝国」の影響を受けていることからしてもあり得ることでしょう。つまり、支那大陸の王朝が周辺諸国で服属しない国があったら、その無礼な国を懲らしめ、打ち滅ぼすのが正義だとされている、ということかな。日本も藤原仲麻呂政権の時に同じ半島の「新羅」に行おうとしたこともあったようですし。(つまり、この場合の新羅はベラルーシなのでしょう。考えすぎかな)。 今、これも故人である高島俊男さんの「しくじった皇帝たち」(ちくま文庫)を読み(私にとって「お言葉ですが…」は井上正康さんの言葉でもあると同時に、高島先生の言葉でもあります)、同時に宮崎市定さんの「隋の煬帝」(中公文庫)も開いたりしているのだけれども、隋の煬帝は「膺懲」として高句麗を攻め、結果として国内の叛乱を招き、疎開していた南方の別荘で部下に殺されたという最後を遂げているのだけれども、小国が大国に対抗するのは「意味なし芳一」ではないと思います。古代の世界情勢と現代とでは差異があるのかもしれないけれども、ウクライナが高句麗になれれば、そして国際情報戦に勝利すればロシアの現在の体制が崩れることもあり得ます。ただし、その舵取りは非常に微妙であることも事実でしょう。そして、それは日本にとっての外交のチャンスでも(その能力があればいいのですが)。 少なくとも橋下などが言うように、降服して離散し、あとで帰還すればよい、という考えでは、隋や唐に抵抗した高句麗の意図は理解できないでしょう。国が一度滅びるということには古代も現代も違いはないです。同じように一度壊れたシステムが元通りになるということも至難の道であるということも。 何となく感じたことを記してみました。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:22136524)
>>243
返信、有り難うございます。お気を使わせてしまい、すみませんでした。
自分のことについて言えば、終わったことをくよくよしても仕方がない、と自分でも思っています。ただ、今回のテーマに関連がありそうだったので、実例として掘り下げてみました。自分の裏の面も裏として認める、その通りです。
人間は一人では生きられないと言いますが、社会生活の源は子供時代にあり、三つ子の魂百まで、とも申しますが、その時に養った経験が自己を形成し、自分の判断材料になるのだとしたら、マスクで顔を覆い尽くして児童期を終えてしまうのは罪深いです。
>>258
同じく、返信、有り難うございます。昔、ある上司が『論語』や『孟子』のことをエンタメ扱いしたことがあるのですが、歴史に刻み込まれた言葉は時を超えて人を導く効果があるのだと思います。あしたのジョージさんにとっても、そういう本や作品はあると思いますので、見つけたらそれを大事にして下さい。
ついでながら…。
>>126
>>260
私はあのタイトルを『わる』とは読めなかったくちです。以前に石田ひかりさん主演でドラマ化されたのを少し見ましたが、今回は第一話を録画し損ねました。(T_T)
『カムカムエリバディ』も録画してあるので、機会があったらまとめて見たいと思ってはいます。ただ、第一部がああいう終わり方をしたのがちょっと嫌だったかな。『ちむどんどん』も録画しています。
『辻説法 恋愛論』、一通り読みました(くらたまさんとの対談のところは、あとでじっくり玩味するつもりです)。
「吊り橋を叩いて渡る」、笑えました。小松政夫さんも既に鬼籍にはいられてしまいましたね。あの世でも「しらけ鳥音頭」を歌い、現世のコロナ騒動やウクライナ戦争における日本人のありさまを笑っているのでしょうか?
最後の「意味なし用語集」も面白かったです。こうやってまとめてみると、意味なし、ではなしに、なかなか味わいがあるような。
ウクライナ戦争についてふと感じたことがあるのですが、あれはロシアによるウクライナへの「膺懲」(ようちょう)なのではないか、と。これは中華思想における用語ですが、ロシアという国が「東ローマ帝国」のみならず「モンゴル帝国」の影響を受けていることからしてもあり得ることでしょう。つまり、支那大陸の王朝が周辺諸国で服属しない国があったら、その無礼な国を懲らしめ、打ち滅ぼすのが正義だとされている、ということかな。日本も藤原仲麻呂政権の時に同じ半島の「新羅」に行おうとしたこともあったようですし。(つまり、この場合の新羅はベラルーシなのでしょう。考えすぎかな)。
今、これも故人である高島俊男さんの「しくじった皇帝たち」(ちくま文庫)を読み(私にとって「お言葉ですが…」は井上正康さんの言葉でもあると同時に、高島先生の言葉でもあります)、同時に宮崎市定さんの「隋の煬帝」(中公文庫)も開いたりしているのだけれども、隋の煬帝は「膺懲」として高句麗を攻め、結果として国内の叛乱を招き、疎開していた南方の別荘で部下に殺されたという最後を遂げているのだけれども、小国が大国に対抗するのは「意味なし芳一」ではないと思います。古代の世界情勢と現代とでは差異があるのかもしれないけれども、ウクライナが高句麗になれれば、そして国際情報戦に勝利すればロシアの現在の体制が崩れることもあり得ます。ただし、その舵取りは非常に微妙であることも事実でしょう。そして、それは日本にとっての外交のチャンスでも(その能力があればいいのですが)。
少なくとも橋下などが言うように、降服して離散し、あとで帰還すればよい、という考えでは、隋や唐に抵抗した高句麗の意図は理解できないでしょう。国が一度滅びるということには古代も現代も違いはないです。同じように一度壊れたシステムが元通りになるということも至難の道であるということも。
何となく感じたことを記してみました。