競(キソイ) のコメント

今週も配信お疲れ様でした。


確かに、『天皇論』の読者なら、伝統とは原理主義的・形式主義的・盲目的な前例踏襲ではなく、「エートス・魂」の伝承であると、皆心得ていることかと。(`″∀´)9アッタボウヨ!
しかし、「保守」といいながら、ただ「長く続いてきたから」というだけで、だから「伝統」とは偉いんだ、歴史があるんだ、尊いんだという薄っぺらさは、困りもの・・・。σ(="=;)

そういえば、昔ある海外ドラマで、「伝統は皿と同じだ。いつかは壊れる」なんてセリフがありました。
以前「ゴー宣道場」でケネス・オルフ氏が冗談交じりに仰っていた「我が家の伝統」みたいな感覚で、皇室の伝統を考えている人って、実際い~~~っぱいいるのかなぁ…と。
或いは、「“伝統”という言葉の魔力」の前にすくんで、思考停止してしまっている人が……。デントウテキセンリャク…(´・″・`)ギョフノリ??


しかし、流石は美智子さま!
私が思いますに、美智子さまはクラシック音楽愛好家だそうなので、
きっとワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』もよくご存知なのだろうと。ワカリマセンケド…σ(゜°)ワグネリアンカドウカマデハ…

ドイツ・ロマン派の旗手リヒャルト・ワーグナーは、その革新的な音楽によって保守的な批評家たちから、それこそ「伝統の破壊者」と批判されたそうな。
しかし、台本から何からすべて自分で手掛けたその『ニュルンベルクのマイスタージンガー』には、圧倒的な「伝統」の精神・哲学・神髄が描かれていて、
ワーグナーと敵対していた批評家たちが「真の保守主義者」と祭り上げていた、ヨハネス・ブラームスも絶賛したそうです。
そしてヒトラーがこよなく愛し、ナチスのプロパガンダにも利用されたのですが……。


他所からマイスタージンガーになるのを夢見てやってきた騎手ヴァルターは、
歌の試験で、形式を無視したあまりに天衣無縫、自由奔放な歌を歌い、
審査員の堅物で保守的なマイスタージンガーたちから不評を買い、試験に落ちた。

しかし、唯一ヴァルターを認めたマイスタージンガーのハンス・ザックスは、
歌の形式にはどういう意味があるのか、即ち「最も自由にしてくれる束縛」について、ヴァルターに指南、
そしてザックスの薫陶をうけたヴァルターは、ヨハネ祭での歌合戦で見事に優勝し、最高の栄誉を勝ち取った。

そしてその楽劇の四時間半の総まとめとして、最後にザックスの歌うアリア、その内容は私など涙なしに思い起こすことはできません。~
゚・。(つ″皿≦。)モウナカナイッテ キメタノニ~~~。。。。
その歌詞の中の「ドイツのマイスターの技法」を「日本の皇室の伝統」に置き換えれば、
「天皇陛下万歳」という言葉の本質、「伝統」の本当の意味が歌われていることになるのです。

私は藤井聡氏が以前どこかで、ワーグナーの『ニーベルングの指環』についてちょっと語っていたのを聞いた覚えがあるのですが、
その『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は聞いたことがない?
よしりん先生の『天皇論』は?高森先生の『「女性天皇」の成立』は??


「皇室論を国民的に加速せよ」、望むところですな!ꉂꉂ(ᵔ▿ᵔ*)9ソウトモ!
もしかしたら、藤井氏・施氏は、コロナワクチンの議論における楊井氏のように、男系派の「最も良質な論者」として、5月の「よしりん十番勝負」で激論を繰り広げ、
両者の蒙を啓き、克つこれまで「ゴー宣道場」が積み上げてきた「皇室論」をより強固にし、「愛子天皇」への道を踏み固め、
そしてさらに・・・?

No.76 33ヶ月前

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