忽那が主張するように、「ワクチン未接種者と2回接種者との10万人当たりの新規陽性者数を比べると、全ての世代において未接種者が2回目接種者よりも3倍～20倍ほど多い」となると、なぜかαより何世代も後のオミクロンに関してワクチンの効果が劇的に増大したことになります。あり得ませんね。もくれんさんが指摘するように、これはまともな比較になっていません。そもそも、子供を除いて8割がワクチンを打った「後」にこんな検証して何の意味があるのでしょう。「やっぱり効いてなかった」なんて結論が出てくるわけがありません。責任問題になりますからね。こういうのは、全国民向けに接種を勧奨する「前」に企画し、第三者機関を交えて検証するものです。それをたった1週間のデータだけ切り取って「やっぱり効いてました！」と後から報告するバカがどこにいますか。そんなことを思いつく時点で、国民の命を軽んじているんですよ。

https://www.niid.go.jp/niid/images/cepr/covid-19/b11529_8.pdf
国立感染症研究所のレポートにはこうあります。

＜BA.1 系統は、ワクチン接種や自然感染による免疫を逃避する性質が、ゲノム配列やラボでの実験、 疫学データから示されている。ワクチン 2 回接種による発症予防効果がデルタ株と比較して BA.1 系統 への感染では著しく低下するが、3 回目接種（ブースター接種）により BA.1 系統感染による発症予防効果が一時的に高まることが示されている。＞

前段は「やっぱりね」で、後段は「3回目接種先進国のデータをちゃんと見ましたか」で終わりです。嘘と恥を上塗りするのはもう止めたほうがいいと思います。