本日の読売新聞朝刊に3回接種後の死亡報告が2件上がっていましたが、ベタ記事扱いでしたね。その記事の隣にはデカデカと「感染5万人に迫る、連日最悪東京9699人」と煽っている。ちなみに1/20の東京のコロナ死亡者数はゼロです。新聞はこのように本来大きく扱うべき記事を小さく、載せる価値もないような記事を大きく扱って印象操作をします。

国立感染症研究所の「今冬のインフルエンザについて (2018/19 シーズン)」を読むと、2018-19の第2～10週ぐらいまでで1000万ちかくの「患者」が出ていることが分かる。中には今テレビで大げさにやっているような「家族・職場・学校での集団感染」や一家で寝込んで地獄絵図みたいなことも恒例としてあったでしょう。私がまだ中学生の頃、京都の修学旅行でインフルエンザの特大クラスターが発生してしまい、学年の何割かが大部屋に隔離されてうーうー唸っていました。幸い私は罹りませんでしたが、先生方の真っ青な顔は今でも覚えています。豆電気だけつけた暗い部屋で苦しそうにする級友たちの姿も。

それでも修学旅行は中止になんぞなりませんでした。健康な生徒たちは濃厚接触者だといって隔離などされず、自由行動を満喫しました。「そういうもの」でしょう。今思えば、子供たちから学びや思い出を取り上げまいとした先生方のご苦労もあったのだろうなと思います。コロナ禍以前の常識を思い出さねばいけません。あの頃の大人たちは少なくとも、子供に病気をうつされるから迷惑だとか言わなかったし、「大事をとって」学校行事を全部中止にしようとはしなかった。今は大人たちが保身や世間体のために子供たちを犠牲にし続けている。恥ずかしくて涙が出ますよ。