ゴーマニズム宣言30周年、おめでとうございます！というのも少し妙な感じがしますが、30年という時の長さを思うと読者としては感慨深い……いや、今の状況を考えると感慨に耽っている場合じゃないですね。

私が『ゴー宣』に注目するようになったのは、「裕木奈江よりも西部邁をいじめろ」の回だったと記憶しております。
当時、女優の裕木奈江さんが、演技力が高過ぎたが故に、テレビドラマでの役柄に基づいたいわれのない強烈なバッシングを受けておりました。
あまりにも「しょーもない理由」でのバッシングで一ファンとして呆れていたのですが、この騒動を先生が『ゴー宣』で見事に斬っておられました。
単に「庇う」のではなく、騒動の『本質』を衝いておられていて感銘を受けました。
その後、奈江さんは仕事が急減してしまい、程なく海外へ……バッシングを受けて海外へって、最近もありましたね。日本人変わっとらんなぁ。