小林よしのりライジングVol.353
ゴー宣「本庶佑・権威といえども専門外は素人」より

本庶佑2020/4/6
「京都大学大学院医学研究科 免疫ゲノム医学」のホームページ。

【緊急提言】
1.感染者を検出するPCRを毎日1万人以上に急速に増やす(これまで 合計 45000人 4月5日)
無症状、軽症、重症の振り分け(東京都実施)

2.東京圏、大阪圏、名古屋圏の1ヶ月の完全外出自粛により満員電車での通勤をやめる
その結果、医療崩壊を防止
全国への蔓延を待つべきではない
経済保障はそのあとで考えるべき

※3は、「野戦病院での戦い」という意味不明な表現もあるが、割とまともなので省略。


[コロナパンデミック制圧は困難な戦争だ]
・国内外が戦場

・戦争勝利の必須策　敵がどこにどれだけいるかを知ること⇒PCR検査の急増(人口100万にあたり数百人から1万人へ)

・戦争は長期戦だが　持久戦では勝てない　先手必勝


[新型コロナウイルス(Cobit-19)との戦いの現状]
1.敵は眼に見えないスパイのようなもの

2.戦いの中心地は日本の主要都市(東京、大阪、名古屋)

3.敵をこの中に包囲して動きを封じることで勝利可能


[他人に毒が移らないようにするために]
1)誰が毒をもらったのか知る⇒敵を知る
PCR検査数を一気に10倍以上増加させる

2)週末に限らず平日も１月程度外出しない
満員電車は一番危険


　経済への影響を最小にするために
　厳しい規則で早期終息が最良策
A(-30% 経済で)✕3月以上⇒コロナ蔓延　死者多数

B(-90% 経済で)✕1月⇒コロナ制圧の方向性

　どちらを選ぶか


[将来への教訓]
科学の価値は
経済利益を生み出すことだけではない
命・社会・国家を守る基本


本庶佑2020/4/16
【緊急提言2】を公表

【緊急提言2】
　人類が感染症を制圧したと言うが感染病原体がいなくなった訳ではない
　有効な治療薬(抗生物質等)の開発と免疫力強化(ワクチン等)による

　RNAを遺伝子に持つウイルス(インフル、HIV、またコロナもその仲間)には有効なワクチン開発が困難である
　またワクチン開発は年単位の時間が必要である


「羽鳥慎一モーニングショー」2020/4/16本庶佑中継出演

　本庶氏の『1か月間完全外出自粛、経済90%マイナス』に完全同意した玉川徹
『1ヶ月全員が家にいたらこのコロナは終わる』『大企業は内部留保あるから全部休む、中小企業は大企業が動いているから働かなきゃならないところがあるから、そこも休めるようになる』
と力説。

　その2分後、本庶佑
『このコロナは、一旦収束してもまた出てきます。少し手を変え品を変え、敵もさるものですから』
と。

　そうなったら、また1ヶ月間全員自宅から一歩も出ず、経済90%マイナスにしろと？…などの質問も出ないまま、本庶佑の中継出演終了、スタジオは大絶賛の嵐に。

　岡田晴恵
『さすがノーベル賞をもらっただけの研究者の意見なので、やはりロジックが通っているなっていうふうに思いました。』

　玉川徹
『まさに合理的ですよね。やっぱり科学者っていうのは合理性に基づいてっていうようなところをすごく実感しますね。』

　高木美保
『本庶先生がそうおっしゃってくださったことで、進むべき道ははっきりあるんだな、わかるんだなってことにちょっとホッとしました。』

　まさに権威主義☆