希蝶 のコメント

〇 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第240回「NZ・アーダーン首相に見る、言論統制と民主主義破壊への道」
 ニュージーランドというと、「クジラの島の少女」とかいう映画(小説)があって、牧歌的な印象を勝手に抱いてしまっているのですが、現実はそうしたファンタジーを夢見て陶酔しているうちに、一歩一歩、全体衆愚への道を用意しているのかな、といったところです。確か映画では少女が鯨にまたがり、群れを海へ帰すよう誘導するのですが、現実の世界でも、コロナ騒動以前の世界に私たちを導く少女のような存在はいないものでしょうか。それとも、そういうものを求めた結果が、この女性首相だったのでしょうか?
 「民主主義という病い」でも描かれていたように記憶するのですが、民主主義は自らを破壊し、自滅に追い込む道を用意しているのだな、というふうに感じました。そして、人気取りをする人間が政治家になり、口当たりのいいことをいう偽善者が票をとる。さすがにニュージーランド国民や、マオリ族などは実態が分かってきているようですが、そうすると、今度はモーニングショーみたいなマスコミを利用し、洗脳を行うとする。政治とは政治家が延命する、名誉を保つためにあるものなのか、こういうことに男女の別はないのか、と嘆息し、やはり「裸の王様」の結末は現実のものなのか、と思いました。いつまでも裸のままでいるのなら、ずっと裸で恥をかいていればいい。日本人はどうして、政治家の非道や、マスコミのでたらめさを糾弾できぬのか、TV電波をそのまま信じてしまうのか、などなど。それとも、所詮、民主主義とか選挙とかは人気取りのようなもので、何となく感じのいい人、印象の良い人だけが有利なものなのか、とも。
 仁徳天皇のような政治家(税を三年間とらないような。実は私はほかの政争のエピソードで、仁徳天皇のことをあまり好きではないのですが)はいないのか、というふうにも思いました。

 以上、こんな感じです。話のついでに、倉持先生の石破茂氏との対談も視聴しましたが、人のいないところでも、物陰で聞いている人のために演説をする、という下りに感銘を覚えました。そういう人が、人気取りでもなく、大企業の権益を守るような愚を犯さない、本当に俯瞰的に物事を見られる政治家なのかも知れないです。

No.52 33ヶ月前

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