roku のコメント

ここで、中村哲医師の福岡アジア文化授賞式でのスピーチから抜粋したいと思います。(2013年9月)
「世界を席巻する国際社会の暴力化、多様性を許さぬ画一化の中で、アジア世界全体が貧困にあえいでいます。その日の糧に窮するだけでなく、固有の文化を失い、故郷を失い、人間の誇りを失い、和を失い、経済発展のためなら手段を選ばぬ『精神と道義の貧困』が蔓延しています。加えて、自然を思いのまま操作できるような錯覚は、世界に致命的な荒廃をもたらそうとしています。(略)あらゆる自然の営みが、自然と人、人と人とが和する道を探る以外、生き延びる道はない」
日本人は、日本人の目でアフガンを見るべきです。私たちは、決して西欧人ではありません。しかし、「精神と道義の貧困」が蔓延 とは、ここにまんえん防止法を適応してほしいですよね、日本。

ちなみに、「中村医師の肖像画が消されたのは悲しい」との声が事務局に届くようですが、事務局は「中村医師は『そんなことより食糧危機!』とおっしゃることでしょう。他の肖像画も消されていますので、タリバンによる中村医師否定ではないと思います。」と言われていました。私も、NHKでこのニュースがさもタリバンを恩知らずの悪者仕立てで放送されるのを観たとき、いや、中村先生ならそんなことどうでもいいよ、と笑ってらっしゃるだろう と思いました。

ゴー宣道場ライジングにて、このような好きなことを記してしまいお許し下さい。しかし、日本のあり方を考える時、アフガン問題とは、非常に重要に思えるのです。よしりん先生もとりあげておられましたが。いろいろな意味に於いて、アフガン問題は重要で、日本が決して関心を失ってはいけない問題だと思っています。

No.58 38ヶ月前

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