今までコロナワクチン接種を、多忙を理由に拒否していましたが、この度接種することに決めました。
　周囲は接種について聞いてきませんが、勤め先の社長が「接種してくれないと困る」というのです。仕事を請け負うにあたり、大手の建設現場ではPCRの陰性証明か、もしくはワクチン接種しているかどうかを聞かれ、PCR陽性者や、ワクチン未接種者は現場に入れないと言われるそうです。
　地方の大手建設現場は、県外からの作業員が大勢来ることや、昔よりは改善されましたが衛生環境が悪い事もあり、割とコロナ陽性者が発生しやすい状況となっています。なので、現場責任者はコロナ対策に神経を尖らせています。
　ならばそんな現場は断ればいいじゃないか、という声が出てきそうですが、仕事を断るというのは、縁が切れるのとほぼ同等であり、中小企業にとって大手との繋がりが消えるのは結構な痛手です。地方の建設現場において、ワクチン接種は死活問題になりつつあります。
　自分の評価など知ったことではありませんが、現場に出ている頃から知っている社長が、ワクチンを接種していない自分が居ることで、会社運営に苦心している様をこれ以上知らん顔は出来なくなり、接種を決めた次第です。愚かなやつだな、と言われるかもしれませんが。
　ワクチン接種が進んでいることを喜んでいるマスコミや専門家に、最近出てき始めた「何故ワクチンを接種したのか」と言う人は、「しがらみ」から無縁の世間知らずなのだろうと思っています。