「コロナとワクチンの全貌」を拝読しました。たった188ページの中で、コロナ禍の始まりから発刊時点におけるまでの総括が丁寧に行われている。何より、人々が日頃からおかしいなと疑問に感じている部分に、対話形式で科学的で腑に落ちる回答をしている点に好感が持てました。 井上氏が語るように「権威にとらわれず、職業や専門性に関係なく、論理的、科学的に正しいことをいっているかどうかを評価することが一番大事」だと思います。端的に言えば、「自分の頭で考える」ですね。ただ、これをされると困る人たちがいて、陰謀論だのトンデモだののレッテルを貼って口を封じようとしてくる。その典型が御用学者の忽那氏ですね。井上氏は彼に名指しで批判されたので公開討論を要求しましたが、忽那氏は逃げている。討論をすれば、どちらが正しいかが白日の下に晒されてしまうからですね。 コロナ禍の諸対策、PCR検査、自粛、緊急事態宣言、ワクチンに対して人々が半ば思考停止の態度を取るのは、世界中で同じことをやっているという「安心」があるからでしょう。まさか世界の医者が、専門家が、政府が、揃いも揃って間違いを犯すわけはないだろうという思い込み、権威主義がそこにはあります。しかし本当にそれが正しいかどうか。当書においては、世界中の論文を読みこなす井上氏が、小林先生の鋭い質問に的確に答えていきます。読者は、世界にはコロナ禍のスタンダードに疑問を呈する国や専門家が存在することを知ります。この1年半、新しい常識だと思い込まされていたことが、どうもいい加減な根拠に基づくものだったと理解していけるのですね。 無論、個々の内容に関し、読者が反論するのは大いに結構だと思います。この本が叩き台になればいい。大事なのは議論です。今は一方的な情報が垂れ流されて、それを疑わないで信じるのが自明とされている。その状況に大きな一石を投じる書こそ必要です。当書が広く読まれることを期待します。
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「コロナとワクチンの全貌」を拝読しました。たった188ページの中で、コロナ禍の始まりから発刊時点におけるまでの総括が丁寧に行われている。何より、人々が日頃からおかしいなと疑問に感じている部分に、対話形式で科学的で腑に落ちる回答をしている点に好感が持てました。
井上氏が語るように「権威にとらわれず、職業や専門性に関係なく、論理的、科学的に正しいことをいっているかどうかを評価することが一番大事」だと思います。端的に言えば、「自分の頭で考える」ですね。ただ、これをされると困る人たちがいて、陰謀論だのトンデモだののレッテルを貼って口を封じようとしてくる。その典型が御用学者の忽那氏ですね。井上氏は彼に名指しで批判されたので公開討論を要求しましたが、忽那氏は逃げている。討論をすれば、どちらが正しいかが白日の下に晒されてしまうからですね。
コロナ禍の諸対策、PCR検査、自粛、緊急事態宣言、ワクチンに対して人々が半ば思考停止の態度を取るのは、世界中で同じことをやっているという「安心」があるからでしょう。まさか世界の医者が、専門家が、政府が、揃いも揃って間違いを犯すわけはないだろうという思い込み、権威主義がそこにはあります。しかし本当にそれが正しいかどうか。当書においては、世界中の論文を読みこなす井上氏が、小林先生の鋭い質問に的確に答えていきます。読者は、世界にはコロナ禍のスタンダードに疑問を呈する国や専門家が存在することを知ります。この1年半、新しい常識だと思い込まされていたことが、どうもいい加減な根拠に基づくものだったと理解していけるのですね。
無論、個々の内容に関し、読者が反論するのは大いに結構だと思います。この本が叩き台になればいい。大事なのは議論です。今は一方的な情報が垂れ流されて、それを疑わないで信じるのが自明とされている。その状況に大きな一石を投じる書こそ必要です。当書が広く読まれることを期待します。