「ゴー宣拝読」。
駐アフガン・日本大使館の件。自分なりに報道を追ってきましたが、日本では無かった話にされている感があり、取り上げて頂き有難うございます。

週刊誌で、ただ一人自衛隊機で救出された、共同通信・女性記者の寄稿を読みました。彼女は現地の人と結婚し暮らしており、情報を得やすかったのかと思いきや、気が付くと街角にタリバンの歩哨が立つ急な展開だったそうです。その点では、大使が既に退避していたとは、日本の情報収集能力は凄いのですかね。大東亜戦争末期、大陸からお偉いさんが真っ先に逃げ出したとの話を思い出しました。

今回私が疑問に思ったのは、大勢のアフガン人現地スタッフ・家族の処遇を、救出作戦時点で決めていたのかと言う点です。国内定住を認める方針だったのでしょうか。日本では難民認定なり亡命認定なりが、年間数名とか十数人止まりらしいですが、今回は対象人数が多い。救出作戦が失敗し彼らの処遇問題が消失し、外務省なり政府は、内心ホッとしたのではないかと思います。政権の手柄にすべく、遅まきながら官邸主導で取り掛かったものの、自爆テロでダメになり面倒を放り出したのではと想像しています。

そう言う私自身は、一気に５００名を日本に受け入れる心の準備は出来ていなかったので、彼らと同類です。ただ、政情不安国で政権が引っくりかえる度に、毎回日本がどう受け入れるかについて、予め議論しておくべきだと思いました。