日本全体が“宗主国アメリカ”におんぶに抱っこだから、外交官ですら、自分たちのことは自分たちでどうにかするという当たり前の発想が完全に欠如している。「タリバンがカブールを陥落させることはない」というフレーズに、ワクチン賛美派の言説が被って見えます。覚悟のない肩書だけのエリートは、みんな同じようなことを言うのでしょうね。～という可能性はないと。そして問題が発覚するやいなや、いの一番に逃げだす。

アフガンの現地大使館職員が見捨てられた理由は簡単です。「だって身内じゃないから」。おなじ日本人じゃない、上流階級じゃない、一緒に働いていただって？小間使いだろ？あんたらとオレたちの命が等価なわけがないじゃないか・・・。このように「同じ世間に属しているかどうか」だけで他人の価値を判断するのが今の日本人です。

「医師会」という世間、「アメリカ在住医師」という世間、そのうち「ワクチン接種者」という世間まで出来上がるかもしれない。「医師会」という世間から見れば、“勝手にコロナになりやがる迷惑な患者ども”を受け入れる余地なんてないし、「アメリカ在住医師」の世間からすれば、ワクチンなんて打って当たり前、疑問を差し挟む余地なし、文句言う奴は陰謀論者だろ、になる。

お互いが鏡写しになるような連中との付き合いしかないから、“外”からの言葉が全く通じないのでしょう。個人で戦う人はそれこそ「野良犬」同然に映るのでしょうね。