基礎医学研究者 のコメント

>>181
「ちぇぶラージオ』お疲れ様でした。楽しく視聴させていただきました。今回も、お二人のトークが光っておりました。さて、私はチャットには参加していないので、感想を書かせていただきました。私が今回、非常に印象に残ったのは、下記の点でございます。

・17章については、けっこう深い章でしたが、ちぇぶさんが、“個人的には”とことわっておきながらも、手塚治虫の漫画について批判的な見方を披露されいたのは、ある意味バランスが取れていたと思いました(個人的には、「きりひと賛歌」が取り上げられたのは、なかなかタイムリーで“巧い”と思った次第です。なお、全然脇の話なのですが、自分はこの漫画で、ろ過性病原体(2マイクロメーターのポアを通り抜ける病原体)≒ウイルスということを学びました)。感想としては、ただしさんが、この章の解釈に絡めて「玉川」のことをぼろくそに言われていたのは、ある意味非常に的を射ていて痛快でした。あの章のトルメキア軍の将軍の絵が全て、と言い換えることもできるかと(^_^;)。

・最終章につきましては、自分の感想も取り上げていただき、ありがとうございました。ここでは、けろ坊さんが、「過剰―蕩尽」は「消費―蕩尽」で、生産という視点が全然出てこない、と言われたのは、印象的でございました。また、この流れででてきた、忽那の「利他主義的」は変な言葉で、「左翼の方々は、自己犠牲をむしろ嫌っているのでは?」というのは、クールに皮肉が効いて的を射ていたと思います。

・そして、ダダンダン18号さんの最終章の感想、「リーダシップ≒独裁者も、このコロナ渦という不安を解消するための1つの方法かもしれない」という意見は示唆的で、これに対してちぇぶさんが、「個人的には、独裁は否定しない。意見は皆で出し合うけど、最終的に決断するのは、1人」「独裁者に悪いイメージがあるのは、暴走するから!!」と言われたのは、非常に説得力を感じました。確かに、チャットでも確かじぇいろんさんが言われておりましたが、身近のことを考えても「責任の分担」はできないはずで(会社で決済のために稟議を回すことがありますが、これは「責任の分担」を意味していないはず)を、特に現在とても大きな問題なのは、みんなで決めることがあたかも民主主義であることになってしまい、ここに、「決断」や「責任」が含まれてはいないのでは?と思わされる次第でございます(ともあれ、番組でもいわれておりましたが、これは今後の大きなテーマになりそうであります)。

最後に、「ラージオ」で1章ずつ感想会が行われたのは、読者にとっては、「コロナ論3」を何度も読み返す機会をいただいたことになり、思考がアップデートされたと思う次第でございます。また、「ラージオ」を聞いた後に「コロナ論3」を読もうと思う人たちにとっては、良いガイドとなり、その意味で、ちぇぶさま、ケロ坊さま、大変お疲れ様でございました。そして、最終的に「本書」が世の中に広がることを、改めで望みます。

 それでは、今後の「コロナ論4」の感想会にも期待しております。

No.234 36ヶ月前

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