相変わらず、次期首相のことに思いを巡らせている私です。すみません。皆さん、コロナのことに集中されているところを。 しかし、今、この国内も対外的にも大変な日本であるので、やはり次期リーダーについては、考えざるえないのです。それは、コロナ対策を大きく左右するでしょう?このまま、無意味にワクチン接種計画を続行され、経済もコロナごときに右往左往され、活気にない日本のままでは困ります。 リーダーを選ぶにあたって、私は「仁」について言いましたが、どう考えましてもこれは必要なことです。「無私」の境地であるぐらいでないと、自分の権威や拝金主義に走るのではなく、ただただ日本の役に立ちたい、立ち直らせたい、そして、これからの日本をこうしたい、という国家ビジョンを持った方でないと、今のこの国難を乗り越えていくことはできません。私は、よしりん先生の『昭和天皇論』も好きですが、敗戦後、上手く国民を助け国体を護ろうとされた昭和天皇と当時の首相、大臣の奇跡のような(敢えて)物語が好きです。第4章に描かれた「聖断という奇跡」という章ですが、究極の事態に追い込まれた天皇と政府のやりとりは胸を熱くするものがあり、現在の日本の進むべき道にも示唆するものがあるのではないかと思うのです。 大体、私は、カリスマ性というのには、一定の距離をおいています。確かにカリスマ性のある人は、魅力的でありそれが権力者であるなら、国民はあっという間に虜になります。しかし、カリスマ性がある人が必ずしも優れた正しいリーダーとは限りません。例えば、ヒトラーは、あっという間に民衆の心をつかみました。日本で言うのなら、思いつくところで、小泉さん、小池さんもある意味カリズマティックであるといえるでしょう。簡単なキャッチーな言葉で国民の支持を受けやすい。しかし、下手にカリスマ性があるとその人の本質にフィルターがかかり、何をいっても素晴らしい状態になってしまうことが、あります。そして、マスコミが売りたいが為に大いに加担します。 しかし、昭和天皇のもとで、終戦を見事に成し遂げた方々は共通して言えるのは「平凡人」と評される人々でした。よしりん先生の描かれる彼らはすでに過去の方々なので、先生の解説でその素晴らしさがわかりますが、実際現在進行形で彼らを見ていたとすれば、なんだか、影の薄いノラリクラリとした人にしか見えないかもしれません。私たちは、政治家の真価を見るときに雰囲気に流されてはいけないと思います。彼らは、芸能人ではないのですから。いえ、芸能人の方も最初はある種の輝きで取り上げられることがあっても、結局、芸の道をみがき、己を磨かないと、やがては消え去っていきます。しかし、政治家は、中身がなく、人徳も足りず、誠実な知性も持ち合わせていなければ、国家存亡に関わります。なので、皆さんも地味とか、冴えないとかいう視点でなく、彼/彼女が本当に謙虚な心根で知性があり国民のことをほとんど無私の状態で考えているのは誰か?ということを考えて、選挙に挑んでほしいと思います。そのような人であれば、与える情報を与えれば、もし、自分の現在の主義主張が、国民、国のためにならないと分かったときは躊躇亡く方針を転換することができるでしょう。 新型コロナ騒動に一刻も早くけりをつけ、皇統問題に集中して安定的皇位継承問題を解決せねばと、『昭和天皇論』を読んで想いを新たにしました。天皇なくして日本はありえないと。
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相変わらず、次期首相のことに思いを巡らせている私です。すみません。皆さん、コロナのことに集中されているところを。
しかし、今、この国内も対外的にも大変な日本であるので、やはり次期リーダーについては、考えざるえないのです。それは、コロナ対策を大きく左右するでしょう?このまま、無意味にワクチン接種計画を続行され、経済もコロナごときに右往左往され、活気にない日本のままでは困ります。
リーダーを選ぶにあたって、私は「仁」について言いましたが、どう考えましてもこれは必要なことです。「無私」の境地であるぐらいでないと、自分の権威や拝金主義に走るのではなく、ただただ日本の役に立ちたい、立ち直らせたい、そして、これからの日本をこうしたい、という国家ビジョンを持った方でないと、今のこの国難を乗り越えていくことはできません。私は、よしりん先生の『昭和天皇論』も好きですが、敗戦後、上手く国民を助け国体を護ろうとされた昭和天皇と当時の首相、大臣の奇跡のような(敢えて)物語が好きです。第4章に描かれた「聖断という奇跡」という章ですが、究極の事態に追い込まれた天皇と政府のやりとりは胸を熱くするものがあり、現在の日本の進むべき道にも示唆するものがあるのではないかと思うのです。
大体、私は、カリスマ性というのには、一定の距離をおいています。確かにカリスマ性のある人は、魅力的でありそれが権力者であるなら、国民はあっという間に虜になります。しかし、カリスマ性がある人が必ずしも優れた正しいリーダーとは限りません。例えば、ヒトラーは、あっという間に民衆の心をつかみました。日本で言うのなら、思いつくところで、小泉さん、小池さんもある意味カリズマティックであるといえるでしょう。簡単なキャッチーな言葉で国民の支持を受けやすい。しかし、下手にカリスマ性があるとその人の本質にフィルターがかかり、何をいっても素晴らしい状態になってしまうことが、あります。そして、マスコミが売りたいが為に大いに加担します。 しかし、昭和天皇のもとで、終戦を見事に成し遂げた方々は共通して言えるのは「平凡人」と評される人々でした。よしりん先生の描かれる彼らはすでに過去の方々なので、先生の解説でその素晴らしさがわかりますが、実際現在進行形で彼らを見ていたとすれば、なんだか、影の薄いノラリクラリとした人にしか見えないかもしれません。私たちは、政治家の真価を見るときに雰囲気に流されてはいけないと思います。彼らは、芸能人ではないのですから。いえ、芸能人の方も最初はある種の輝きで取り上げられることがあっても、結局、芸の道をみがき、己を磨かないと、やがては消え去っていきます。しかし、政治家は、中身がなく、人徳も足りず、誠実な知性も持ち合わせていなければ、国家存亡に関わります。なので、皆さんも地味とか、冴えないとかいう視点でなく、彼/彼女が本当に謙虚な心根で知性があり国民のことをほとんど無私の状態で考えているのは誰か?ということを考えて、選挙に挑んでほしいと思います。そのような人であれば、与える情報を与えれば、もし、自分の現在の主義主張が、国民、国のためにならないと分かったときは躊躇亡く方針を転換することができるでしょう。
新型コロナ騒動に一刻も早くけりをつけ、皇統問題に集中して安定的皇位継承問題を解決せねばと、『昭和天皇論』を読んで想いを新たにしました。天皇なくして日本はありえないと。