モクレン・レポートはワクチン賛美派と経済ですね。世間では、ワクチンを打っている人＝感染対策をきちんとしている人＝まともな人という構図が出来上がりつつあります。効くとか効かないとかじゃなくて、「今の世間の道徳的規準」に適うかどうかが人々の判断基準です。だから、誰もいない夜道でチャリンコを漕いでいる人や、車に家族で乗っていたって、全員マスクをしているんですよ。もはや他人の目を気にするのを通り越して、各々にビルト・インされた世間様に、脳髄を支配され切っている。日本ではヤバいくらいに「個人」が滅却されているように思えます。

とは言え、これは地元の光景でして、都内はそうでもない。渋谷なんぞはとっくのとうに酒を出しまくりですし、緊急事態宣言中に堂々と新しい居酒屋がオープンしています。そして、みんな昼間っからレモンサワーを飲んでいます。表向き世間に従うふりをしながら、ちゃっかりと掟破りをしている。自粛だワクチンだと強いられて、内心ではふざけるなと思っている人たちは大勢いるはずなんです。