配信ありがとうございます。 相変わらずマスコミはワクチンに関する「不都合な真実」については触れようとしませんが、少し前に放送された関西の情報番組で看過できない内容があったので、ご報告します(パソコンが故障していたため、投稿が遅くなってしまいました)。 番組名は「おはよう朝日です」。テレ朝系列のABCテレビが制作している老舗中の老舗の朝の情報番組です。 この中で「朝トレキーワード」というニュース解説コーナーがありまして、そこでSNSで流布している「ワクチンデマ」について取り上げていました。 そのデマというのが「身体が磁石化して金属の針がくっつく」「自分の遺伝子情報が書き換えられる」「妊婦が接種すると流産する」といったもの(もう1つ挙げられていたのですが忘れてしまいました。ちなみに放送は「金属片混入」が発覚する前のこと)。 MCの岩本計介アナは「SNSといえば若者ですから」と短絡的に断定した上で、若者がワクチンを接種しようとしないのは、こうしたデマに影響されているからではないか、とのべていました。 苛烈な副反応という実例や、若者にワクチンは不要という見解を得て慎重になっている、という可能性は排除しているようです。 そもそも上で挙げた3つの「デマ」は、本当に考慮するに値しない内容なのでしょうか。 「磁石化」は極端にしても、仮に金属片が体内で何らかの異変を起こした実例があったとして、それに尾ひれがついて拡散されてしまった可能性はあります。 「遺伝子情報」もm-RNAの挙動が不安定であることを考えると、遺伝子情報がすっかり変わるまでには至らなくとも、何らかの影響が及ぼされる可能性は否定できません。 妊婦の接種に至っては、それこそ慎重に考えすぎるに越したことはないのが当たり前であり、これを「デマ」として紹介する制作者の常識が疑われます。 岩本アナは、今回のワクチンがm-RNAワクチンという「従来のものとは異なるタイプ」であることにはさらりと言及しましたが、そのリスクについての説明はありませんでした(恐らく、番組でm-RNAワクチンに言及したこと自体、初めて)。 その上で、城戸康年・大阪市立大学准教授(同番組のコロナ解説担当)の以下のようなコメントを紹介。 「妊婦のワクチン接種については問題はないという海外の論文が存在する」 「m-RNAワクチンについては長年に渡って研究と治験が続けられてきている」 直接的に「問題なし」と断定することは避けていますが、このコメント、大丈夫ですか? 確かにアメリカでは妊婦への接種を推進する運びになってはいますが、実際にどのような結果をもたらすのか不透明だし、そもそもアメリカ人と日本人では影響の大小が異なる可能性があります。 そしてm-RNAワクチンについて、研究が続けられてきたことはその通りでしょうけど、しっかりした治験が行われていたなんて初耳なんですけど。 「集団接種」という名目で、現在進行形で治験を行っているというのが実際なのではないですか? そして最後の仕上げとして、岩本アナは「デマに惑わされないように、こちらのサイトで正しい情報を得て自分で判断しましょう」と言ってから、厚労省と「こびナビ」の公式HPを紹介したのでした。 時期的に、NHKの「フェイクバスターズ」に追随したものと思われます。 ちなみにこの番組、関西では「モーニングショー」の前の時間帯に放送されており、ちょうどそのままコロナ脳のお客さんを引っ張っていく役割を果たしています。 吉本でも随一のコロナ脳芸人・たむらけんじが週2回もコメンテーターとしてレギュラー出演しており(他の出演者の都合によっては週3回)、ニュース解説コーナーでは番組公式Twitterへの視聴者からの投稿が随時テロップで流れる仕様(もちろん、番組に好意的なコメントばかり。表示はOFFにできない)。 老舗番組だけあって昔からのファンも多く、彼らを囲いこんでフィルタリングバブルに閉じ込めることに成功しています。 また、岩本アナは昨年4月~5月の緊急事態宣言時に、一時的に「正義のミカタ」のMCを勤めていたことがあります(東野幸治が東京から大阪のスタジオへ移動できないため)。 そこで藤井聡氏や木村もりよ氏の話を生で聞き、スタジオの回しをしていた人です。 にも関わらず、「おはよう朝日です」に戻ってくると、がっつりコロナ脳なニュース解説にいそしんでいました。 与えられた台本や原稿に準じているだけ、アナウンサーはそれが仕事ーーとうそぶくのかもしれませんが、まさに200%アイヒマンな人であり、自分の言動がマスコミ報道に対する信頼を失墜させた要因のひとつだということに死ぬまで気づかないのだろうなと思いました。 「おは朝」、こんな番組じゃあなかったんですが。
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配信ありがとうございます。
相変わらずマスコミはワクチンに関する「不都合な真実」については触れようとしませんが、少し前に放送された関西の情報番組で看過できない内容があったので、ご報告します(パソコンが故障していたため、投稿が遅くなってしまいました)。
番組名は「おはよう朝日です」。テレ朝系列のABCテレビが制作している老舗中の老舗の朝の情報番組です。
この中で「朝トレキーワード」というニュース解説コーナーがありまして、そこでSNSで流布している「ワクチンデマ」について取り上げていました。
そのデマというのが「身体が磁石化して金属の針がくっつく」「自分の遺伝子情報が書き換えられる」「妊婦が接種すると流産する」といったもの(もう1つ挙げられていたのですが忘れてしまいました。ちなみに放送は「金属片混入」が発覚する前のこと)。
MCの岩本計介アナは「SNSといえば若者ですから」と短絡的に断定した上で、若者がワクチンを接種しようとしないのは、こうしたデマに影響されているからではないか、とのべていました。
苛烈な副反応という実例や、若者にワクチンは不要という見解を得て慎重になっている、という可能性は排除しているようです。
そもそも上で挙げた3つの「デマ」は、本当に考慮するに値しない内容なのでしょうか。
「磁石化」は極端にしても、仮に金属片が体内で何らかの異変を起こした実例があったとして、それに尾ひれがついて拡散されてしまった可能性はあります。
「遺伝子情報」もm-RNAの挙動が不安定であることを考えると、遺伝子情報がすっかり変わるまでには至らなくとも、何らかの影響が及ぼされる可能性は否定できません。
妊婦の接種に至っては、それこそ慎重に考えすぎるに越したことはないのが当たり前であり、これを「デマ」として紹介する制作者の常識が疑われます。
岩本アナは、今回のワクチンがm-RNAワクチンという「従来のものとは異なるタイプ」であることにはさらりと言及しましたが、そのリスクについての説明はありませんでした(恐らく、番組でm-RNAワクチンに言及したこと自体、初めて)。
その上で、城戸康年・大阪市立大学准教授(同番組のコロナ解説担当)の以下のようなコメントを紹介。
「妊婦のワクチン接種については問題はないという海外の論文が存在する」
「m-RNAワクチンについては長年に渡って研究と治験が続けられてきている」
直接的に「問題なし」と断定することは避けていますが、このコメント、大丈夫ですか?
確かにアメリカでは妊婦への接種を推進する運びになってはいますが、実際にどのような結果をもたらすのか不透明だし、そもそもアメリカ人と日本人では影響の大小が異なる可能性があります。
そしてm-RNAワクチンについて、研究が続けられてきたことはその通りでしょうけど、しっかりした治験が行われていたなんて初耳なんですけど。
「集団接種」という名目で、現在進行形で治験を行っているというのが実際なのではないですか?
そして最後の仕上げとして、岩本アナは「デマに惑わされないように、こちらのサイトで正しい情報を得て自分で判断しましょう」と言ってから、厚労省と「こびナビ」の公式HPを紹介したのでした。
時期的に、NHKの「フェイクバスターズ」に追随したものと思われます。
ちなみにこの番組、関西では「モーニングショー」の前の時間帯に放送されており、ちょうどそのままコロナ脳のお客さんを引っ張っていく役割を果たしています。
吉本でも随一のコロナ脳芸人・たむらけんじが週2回もコメンテーターとしてレギュラー出演しており(他の出演者の都合によっては週3回)、ニュース解説コーナーでは番組公式Twitterへの視聴者からの投稿が随時テロップで流れる仕様(もちろん、番組に好意的なコメントばかり。表示はOFFにできない)。
老舗番組だけあって昔からのファンも多く、彼らを囲いこんでフィルタリングバブルに閉じ込めることに成功しています。
また、岩本アナは昨年4月~5月の緊急事態宣言時に、一時的に「正義のミカタ」のMCを勤めていたことがあります(東野幸治が東京から大阪のスタジオへ移動できないため)。
そこで藤井聡氏や木村もりよ氏の話を生で聞き、スタジオの回しをしていた人です。
にも関わらず、「おはよう朝日です」に戻ってくると、がっつりコロナ脳なニュース解説にいそしんでいました。
与えられた台本や原稿に準じているだけ、アナウンサーはそれが仕事ーーとうそぶくのかもしれませんが、まさに200%アイヒマンな人であり、自分の言動がマスコミ報道に対する信頼を失墜させた要因のひとつだということに死ぬまで気づかないのだろうなと思いました。
「おは朝」、こんな番組じゃあなかったんですが。