ワクチンに関して集団免疫を達成しないと意味がないという言説がまかり通っているのに非常に違和感を覚えます。そのためにはワクチンに感染予防効果がないといけないはずですが、厚労省が感染予防効果を認めてません。ワクチンパスポートを実施するなら、まず厚労省あるいは国がワクチンに感染予防効果があることを認定する必要があるのではないのでしょうか。
次に集団免疫を達成しないと意味がないといいますが、教科書的に実効再生産数= 基本再生産数ｘ(1-免疫保持者の割合)であり、実効再生産菅1以下になるときに集団免疫が得られると言われます。例えば、基本再生産数が2なら、50%以上の人が免疫を持てば集団免疫となります。ここで重要なのは、免疫保持者が増えれば実効再生産数が減ることです。集団免疫が得られなくても、ワクチンに感染予防効果があるなら接種率が進めば実効再生産数が減り、感染スピードがマイルドになるでしょう。さらにある程度の人が自然感染で免疫を得れば自然に収束することになります。ワクチン接種が進んでない国より早く収束するはずでしょう。なので、打ちたくない人にまでワクチン接種を強要する必要はないように思います。あくまで、ワクチンに感染予防効果があれば。まあ、イスラエルの結果をみると推して知るべしですが。