さて、日本にどのようにこの民主主義がはいりこんできたかに興味を持ち、例のごとく、参考書で調べてみました。
鎌倉時代活躍した、法然さんは、貴族、男女を問わずひたすら「南無阿弥陀仏」を唱え阿弥陀仏を念ずることがただひとつの道である　ということでした。救済いい対象は対象はすべての人で､一切差別を認めない「平等主義」の立場に立っていました。法然の門下には､武士、盗人、遊女などもおり、混迷の世において誰にも信仰の世界を開示した大きな喜びと救いを人々に与えました。　日本にはすでに「平等」の徳があったように思います。
また、江戸時代、荻生徂徠は、（神、儒、仏を学問し）孔子の教えを支持しながら、聖人の政治は、民の衣食住を豊かに死、戦争や犯罪の心配を除き、治安をよくすること、秩序ある幸福な生活を実現すること　の「仁政」を評価した。彼は、また､人はそれぞれに個性の違いがあることを認め、個性の違いによって道を習得し、それぞれの才能を伸ばし､徳をつけ、その才能によって､仕事を分担し、安定した社会のための役割を果たすことが大切だといっている。このように、人間の生まれつきを肯定し個性に応じた徳、職を身につけ実践する意義の重要性を説いた。これは、「人間の尊重」に他ならない考え方だと思うのですが､どうでしょう。