このような慣習(?)不文律にも「抜け道」があるらしい。 「不毛な抗争で村全体が迷惑をこうむる場合、地域の長老を介して和解が強制されることがある。また、一方がカネや羊を敵に渡して和を乞えば解消することもある。」 なるほど。昔、日本人が拉致されたとき政府が現地の方を通じて釈放するように水面下で交渉していましたが、この慣習を利用していたわけですね。日本人は「自己責任」だとか言いながら、釈放された方々を散々責めていましたが。 「逆に、誰の目にも理不尽な仕打ちの場合、『仇討ち』を賞賛する。例えば、悪徳有力者が弱い者を殺め、やられた側に成人男子がいない場合、母親がわが子を復習要員として育てる。数年後めでたく本懐を遂げると、人々は『あっぱれ』と賞賛する。(中略)ほとんどが『仇討ち』で、人々は美談として受け取る。」 このあと、中村先生も赤穂浪士のことを触れられていました。「まんざら理解できぬことではない。」と。
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小林よしのりチャンネル
(ID:90582757)
このような慣習(?)不文律にも「抜け道」があるらしい。
「不毛な抗争で村全体が迷惑をこうむる場合、地域の長老を介して和解が強制されることがある。また、一方がカネや羊を敵に渡して和を乞えば解消することもある。」
なるほど。昔、日本人が拉致されたとき政府が現地の方を通じて釈放するように水面下で交渉していましたが、この慣習を利用していたわけですね。日本人は「自己責任」だとか言いながら、釈放された方々を散々責めていましたが。
「逆に、誰の目にも理不尽な仕打ちの場合、『仇討ち』を賞賛する。例えば、悪徳有力者が弱い者を殺め、やられた側に成人男子がいない場合、母親がわが子を復習要員として育てる。数年後めでたく本懐を遂げると、人々は『あっぱれ』と賞賛する。(中略)ほとんどが『仇討ち』で、人々は美談として受け取る。」
このあと、中村先生も赤穂浪士のことを触れられていました。「まんざら理解できぬことではない。」と。