>>298 私は、必殺仕事人や仕置人、仕掛人梅安よりも、ハングマンがいてくれた方がいい、と思います。ハングマンだったら、殺さずに自白させるので、裁判による法の鉄槌を下すことができるから(でも、警察や裁判所で、「あの自白は強要されてしたものだ」、と無罪を訴えるやつも出てくるのかな?)。私は残酷なので、「地獄少女」がいた方がいいとも思います。死んだら地獄行き間違いなしで、水泳ができなくなりますが(笑)。 >>311 私はブラッド・ピットの「トロイ」も見ましたが、イリアスを読んだら、背景になっている神話やギリシャ悲劇を読んでみると良い、と思います。私がおすすめする悲劇はオレステイア三部作(アガメムノン、供養する女たち、慈しみの女たち)や、オイディプス、コロノスのオイディプスなどです。とりわけ、オレステイアのクリュタイムネストラ殺害場面とか、亡霊になって息子オレステスに祟る場面は秀逸で、法による裁きとか慈悲とか(神話で「裁判」をやったりするのです)、全体に通しての、憎しみの連鎖を断ちきれというテーマは今でも十分通じるものがある、と思います。こう記すと、24時間テレビのような雰囲気になってしまい、「愛は地球を救う」とか言い出しそうになりますが。「憎しみを愛に変えろ」と言って、できる人がいるのかどうか。 ギリシャ劇を読むと、ゲーテの『ファウスト』がよく分かります。あれも、韻文で記された劇の脚本で、壮大なドラマです。ヘレネも登場しますし。 私もイリアスは読もうとしたのですが、9章位で挫折しています。また挑戦するつもりですが。オデッセイアも読んでみたいです。しかし、長いです。お金は得ないといけないし、勉強はしたいし、日々働くことや常識を知ることも学習なのかもしれないし、人生は長くはないです。でも、不老不死は求めてはいけないですよね。 倉持先生の動画にもちょっとだけ触れておきますが、民主制は選挙の結果による独裁制だ、という指摘はその通りだと思いました。選出されても民意がどこにあり、少数の意見の中にも賢明なものがあることを知るアンテナを常に張り巡らせていないと、ひとりよがりになり、狂気の行動をとることに繋がりかねない。歴史で権力の頂点に立った政治家がどれだけ狂っていったことか、と思い、廻りに注意をしてくれる人のいることを幸せだと思わなければいけない、と思いました。「忠言は耳に逆らへども行ひに利あり、良薬は口に苦けれども病に利あり」だったでしょうか?(ワクチンの肯定はしませんけれども)。 ちゃんと見ていないので、民主主義に疲れないためにも、折を見て通してみてみます。 加えて、よしりん先生、誕生日おめでとうございます。大正天皇が8月30日生まれで、真夏の暑い時期に天長節を行うのもどうかということで、10月30日になった、というエピソードがあるそうですが、誕生日は誕生日に祝うのが一番よいですね。
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(ID:22136524)
>>298
私は、必殺仕事人や仕置人、仕掛人梅安よりも、ハングマンがいてくれた方がいい、と思います。ハングマンだったら、殺さずに自白させるので、裁判による法の鉄槌を下すことができるから(でも、警察や裁判所で、「あの自白は強要されてしたものだ」、と無罪を訴えるやつも出てくるのかな?)。私は残酷なので、「地獄少女」がいた方がいいとも思います。死んだら地獄行き間違いなしで、水泳ができなくなりますが(笑)。
>>311
私はブラッド・ピットの「トロイ」も見ましたが、イリアスを読んだら、背景になっている神話やギリシャ悲劇を読んでみると良い、と思います。私がおすすめする悲劇はオレステイア三部作(アガメムノン、供養する女たち、慈しみの女たち)や、オイディプス、コロノスのオイディプスなどです。とりわけ、オレステイアのクリュタイムネストラ殺害場面とか、亡霊になって息子オレステスに祟る場面は秀逸で、法による裁きとか慈悲とか(神話で「裁判」をやったりするのです)、全体に通しての、憎しみの連鎖を断ちきれというテーマは今でも十分通じるものがある、と思います。こう記すと、24時間テレビのような雰囲気になってしまい、「愛は地球を救う」とか言い出しそうになりますが。「憎しみを愛に変えろ」と言って、できる人がいるのかどうか。
ギリシャ劇を読むと、ゲーテの『ファウスト』がよく分かります。あれも、韻文で記された劇の脚本で、壮大なドラマです。ヘレネも登場しますし。
私もイリアスは読もうとしたのですが、9章位で挫折しています。また挑戦するつもりですが。オデッセイアも読んでみたいです。しかし、長いです。お金は得ないといけないし、勉強はしたいし、日々働くことや常識を知ることも学習なのかもしれないし、人生は長くはないです。でも、不老不死は求めてはいけないですよね。
倉持先生の動画にもちょっとだけ触れておきますが、民主制は選挙の結果による独裁制だ、という指摘はその通りだと思いました。選出されても民意がどこにあり、少数の意見の中にも賢明なものがあることを知るアンテナを常に張り巡らせていないと、ひとりよがりになり、狂気の行動をとることに繋がりかねない。歴史で権力の頂点に立った政治家がどれだけ狂っていったことか、と思い、廻りに注意をしてくれる人のいることを幸せだと思わなければいけない、と思いました。「忠言は耳に逆らへども行ひに利あり、良薬は口に苦けれども病に利あり」だったでしょうか?(ワクチンの肯定はしませんけれども)。
ちゃんと見ていないので、民主主義に疲れないためにも、折を見て通してみてみます。
加えて、よしりん先生、誕生日おめでとうございます。大正天皇が8月30日生まれで、真夏の暑い時期に天長節を行うのもどうかということで、10月30日になった、というエピソードがあるそうですが、誕生日は誕生日に祝うのが一番よいですね。