昨日の生放送で改めて医師会の傲岸不遜に腹が立ちました。
私は現在従事してはいませんが、理容師の資格を持ってます。理容師･美容師は国家資格です。私の時は当時の厚生省の管轄なので、厚生大臣の名前で免許をもらいました。今は厚労大臣かな？因みに免許はカードとかではなくて賞状です。今も同じかはわかりません。

専門学校では、実技の他に学科で衛生法規、生理解剖学、消毒法、伝染病学、公衆衛生学、皮膚科学、物理及び科学(香粧品及び理容に関する部分)、社会、理容理論を勉強します。昔は医者が床屋をやってた名残もあるのと、使用する器具を介しての感染の可能性があるためです。
試験は実技とこれら学科です。

理容師法の第1条に｢この法律は、理容師の資格を定めるとともに、理容の業務が適正に行われるように規律し、もって公衆衛生の向上に資することを目的とする。｣とあります。
公衆衛生の観点から国民全体のための法律であるということを、医師会の連中は知らないでしょう。
理容師法には、鋏や剃刀、タオル等の器具の消毒(器具によって消毒方が異なる)、設備、施設の清掃、従業者の身だしなみ等、こと細かく規定されています。

例をあげると、第4 衛生的取り扱い等｢6 作業中、従業者は、清潔な外衣(白色又はこれに近い色で汚れが目立ちやすいもの)を着用し、顔面作業時には、清潔なマスクを使用すること｣ ｢7 従業者は、常につめを短く切り、客1人ごとの作業前及び作業後には手指の洗浄を行い、必要に応じて消毒を行うこと｣

感染対策だのなんだの言う以前に常識的に清潔なのが大前提なんです、理美容師とその施設は！！
そんな諸々のことも知らずによくもまあ、あんな恥知らずなことが言えたもんです！
理容師・美容師は、理(美)容師会ではなく、組合なので、組合で抗議してもいいと思いました。

髪切るだけなら誰だってできます。
でも繊細に整えたりするのって、プロの技術を信頼してお願いしませんか？ 国家資格の技術って伊達じゃありませんよ(私はすでに資格を持ってるだけの人間ですが)。
容姿を整えるのだって人間だからです。不要不急の職業では断じてありません！！