roku のコメント

(続き)「『三種の神器』を守ることは国を守ることそのものであり、天皇がそれにこだわったのは、当然である」
「しかし『国民』と『三種の神器』のどちらを優先するかという究極の選択では、『大御宝』である国民が第一だと語っておられた!」 これは、神話ではありません。昭和の時代のお話です。そして、昭和天皇は、我々国民を『大御宝』と仰ってくださる。小林先生は「現在まがりなりにも『日本』という国が存在し、我々が安穏として暮らしていられるのは、あの時、どんな犠牲を払ってでも天皇を守ったからである」と我々国民も天皇をお守りしようと懸命だったことを伝える。さらに一般庶民がいかに天皇をお慕いしていたかを森登代子氏『今世民衆天皇即位式拝見』の例をあげてこう論じる。
「このような『天皇と民』の関係が古代から江戸時代を通じて持続していたから幕末には『一君万民』の思想として登場してくる」そして、「天皇は公的統治の理念上の体現者であり民を『大御宝』として大事にする。民は私的支配を受けない存在として天皇の『大御心』を戴く」と、天皇と国民の相思相愛の仲を説く。

No.346 39ヶ月前

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