厚労省は、後出しで「民間検査会社のPCR自費検査数」をPCR検査の実施件数に追記しています。8月10日AM2時に私が閲覧した時点で、さらに大幅な変更が加えられています。

オープンデータのページには、
※１数値は暫定値であり、変更される可能性がある。
※２調査中のものは、空欄としている。
※３民間検査会社について、グラフでは「主に行政検査」を行う検査所による検査件数を掲載している。これに加えて、令和3年7月12日分以降、「主に自費検査」を行う検査所による検査件数を、上記のオープンデータに掲載している。
とあり、書き換える事に対するエクスキューズは事前にしていたみたいです。


世界のゴー宣ファンサイトで、
【東洋経済のグラフで見えづらい民間検査会社のPCR自費検査数】
投稿者：関東の九州男児さん

が8月7日頃に投稿されていましたが、8月10日AM2時現在、その東洋経済のグラフが再び変更されています。

上記投稿から引用すると、
厚労省のオープンデータによると、7/12〜7/31の間に「民間検査会社（主に自費検査）」という項目が追加されており、膨大な検査数が計上されています。
ところが、東洋経済のPCR検査件数のグラフには背景色とほとんど同じ色で目立たないようになっていて、Twitterでそれ気付いた人がおり話題になっています。
とあります。


これが、
①8月7日AM0時に私がダウンロードした厚労省のオープンデータ（CSV形式）上では、7/12〜7/31の間に「民間検査会社（主に自費検査）」として記載されていた数値が、8月10日AM2時に私がダウンロードした厚労省のオープンデータ上では項目名なしの列に移されている。
②8月10日AM2時に私がダウンロードした厚労省のオープンデータ上では、2020/2/18〜2021/8/7の間に「民間検査会社（主に自費検査）」として数値が記載されている。
③8月10日AM2時に私がアクセスした東洋経済のPCR検査件数のグラフには、①の数値データを「不明」という項目に変更し、新たに②の数値データが各日付のグラフに加算され、①を濃い黄色、②を薄い黄色で着色している。

短期間に、データが2回にわたって大幅に書き換えられた事になります。これについてのアナウンスはありません。

厚労省と東洋経済とが一緒に動いているのか、厚労省の動きを察知して東洋経済が独自に動いたのか。それは分かりません。
これをどう捉えたらいいかも分かりません。「隠ぺい」とは逆の動きになっているからです。

［参照］
（1）目覚めてる庶民（自頭2.0）8月6日／東洋経済のグラフ（8月6日、1回目書き換え状態）
https://twitter.com/awakend_citizen/status/1423590638419775489?s=12

（2）東洋経済　新型コロナウイルス　国内感染の状況
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

（1）は、世界のゴー宣ファンサイトの投稿記事に貼られたTwitterのURLになります。2回目書き換え状態との比較に活用することができます。
8月10日AM2時現在、厚労省・東洋経済とも旧データを取り下げており、それ以前に個人がダウンロードなどしたデータしか存在しない状況です。

（以上を、8月10日AM4時に送信。日時を細かく書いているのは、今回の書き換えが極めて短期間に行われているので、読まれる方の混乱を避けるため、うるさいくらい書いています。）